「こんにちわッ、テディちゃでス!
むむむゥ~! ずつうゥちゅういほうゥ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!気象病だね!)
こんにちは、ネーさです。
不安定なお天気のせいでしょうか、
頭が痛かったり、
身体ががる~く感じられる一日でしたが、
さあ、読書タイムで元気をチャージ!ですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 犬がいた季節 ――
著者は伊吹有喜(いぶき・ゆうき)さん、
2020年10月に発行されました。
2021年本屋大賞にノミネートされた長編……
いえ、正確には連作短編集なのでしょうか。
6つの物語が収録されていて、
冒頭から――
「わんこッ!」
「ぐるるるぅるるがるぐる!」(←訳:メインキャスト登場だよ!)
第1話『めぐる潮の音』。
ここで私たち読み手は、
“雑種“らしき或る小犬ちゃんと
出会うことになります。
イマドキでしたら、ええ、
“雑種“なんて言わず、
“MIX“と呼びますよね。
その違いのみなもとは……
時代性にあるようです。
「しょうわァなのでス!」
「がるるるる!」(←訳:1988年!)
昭和63年、つまり1988年。
三重県四日市市の八稜(はちりょう)高校、
通称『ハチコウ』の美術部室は
ちょっとしたパニックに陥りました。
……え?
犬が、いる?
まだ小さくて、
なぜか砂まみれの、白い犬が?
「うッ、うごいてるゥ!」
「ぐるるる?」(←訳:どこの子?)
どこの子なんでしょう?
美術部員さんと顧問の先生は
白いワンコの飼い主を探してみましたが、
見つかりません。
では、新しい飼い主さんを!
と探す相手を変えてみましたけれども……
やはり、見つからなくて。
ここでも、顕著になるのが
昭和の時代性ですねえ……
ワンコがいて、
でも飼い主が見つからない、となると
保健所へ――
「そんなのォいやでスゥ~ッ!」
「がるる~!!」(←訳:止めて~!!)
美術部の生徒さんたちも、
思いは同じ。
コーシローと呼ばれるようになった
白い犬を、
……そう!
ここで飼おう!
「うんうんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:それがベスト!)
こうして、
難を逃れたコーシローくんは
『ハチコウ』で暮らし始めます。
しかし、
彼を可愛がり、
慈しんでくれる生徒さんたちの身の上にも
さまざまな難事が……?
「しょうわからァ、へいせいィ!」
「がるるる!」(←訳:令和へも!)
進路という、
人生の重大事を向かい合う高校生さんたち。
彼/彼女のかたわらに、
これみよがしではなく、
そっと、ごく自然に、
コーシローがいる。
第1話から最終話まで、
どれもステキに愛らしいのですが、
私ネーさのイチ推しは
第3話『明日の行方』です。
皆さまも、
わたしはこのお話が好き!
僕はこれ!
というコーシローくんの物語を
ぜひ探してみてくださいね。
全活字マニアさんに
おすすめの一冊ですよ♫
むむむゥ~! ずつうゥちゅういほうゥ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!気象病だね!)
こんにちは、ネーさです。
不安定なお天気のせいでしょうか、
頭が痛かったり、
身体ががる~く感じられる一日でしたが、
さあ、読書タイムで元気をチャージ!ですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 犬がいた季節 ――
著者は伊吹有喜(いぶき・ゆうき)さん、
2020年10月に発行されました。
2021年本屋大賞にノミネートされた長編……
いえ、正確には連作短編集なのでしょうか。
6つの物語が収録されていて、
冒頭から――
「わんこッ!」
「ぐるるるぅるるがるぐる!」(←訳:メインキャスト登場だよ!)
第1話『めぐる潮の音』。
ここで私たち読み手は、
“雑種“らしき或る小犬ちゃんと
出会うことになります。
イマドキでしたら、ええ、
“雑種“なんて言わず、
“MIX“と呼びますよね。
その違いのみなもとは……
時代性にあるようです。
「しょうわァなのでス!」
「がるるるる!」(←訳:1988年!)
昭和63年、つまり1988年。
三重県四日市市の八稜(はちりょう)高校、
通称『ハチコウ』の美術部室は
ちょっとしたパニックに陥りました。
……え?
犬が、いる?
まだ小さくて、
なぜか砂まみれの、白い犬が?
「うッ、うごいてるゥ!」
「ぐるるる?」(←訳:どこの子?)
どこの子なんでしょう?
美術部員さんと顧問の先生は
白いワンコの飼い主を探してみましたが、
見つかりません。
では、新しい飼い主さんを!
と探す相手を変えてみましたけれども……
やはり、見つからなくて。
ここでも、顕著になるのが
昭和の時代性ですねえ……
ワンコがいて、
でも飼い主が見つからない、となると
保健所へ――
「そんなのォいやでスゥ~ッ!」
「がるる~!!」(←訳:止めて~!!)
美術部の生徒さんたちも、
思いは同じ。
コーシローと呼ばれるようになった
白い犬を、
……そう!
ここで飼おう!
「うんうんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:それがベスト!)
こうして、
難を逃れたコーシローくんは
『ハチコウ』で暮らし始めます。
しかし、
彼を可愛がり、
慈しんでくれる生徒さんたちの身の上にも
さまざまな難事が……?
「しょうわからァ、へいせいィ!」
「がるるる!」(←訳:令和へも!)
進路という、
人生の重大事を向かい合う高校生さんたち。
彼/彼女のかたわらに、
これみよがしではなく、
そっと、ごく自然に、
コーシローがいる。
第1話から最終話まで、
どれもステキに愛らしいのですが、
私ネーさのイチ推しは
第3話『明日の行方』です。
皆さまも、
わたしはこのお話が好き!
僕はこれ!
というコーシローくんの物語を
ぜひ探してみてくださいね。
全活字マニアさんに
おすすめの一冊ですよ♫