「こんにちわッ、テディちゃでス!
かッ、かゆいィ~ッ!」
「がるる!ぐるがるるる」(←訳:虎です!眼がピリピリ!)
こんにちは、ネーさです。
スギもヒノキもシーズンは終わり、
花粉症患者にとって待望の平和な世界が……
と思ったら、
今度はイネ科の花粉が?!?
ということで、点眼液を握りしめつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 電線絵画 ――
企画・編集は練馬区美術館の加藤陽介さん、
2021年3月に発行されました。
『小林清親から山口晃まで』
と副題が付されています。
アート好きな方々は御存知でしょう。
2021年春――
東京・練馬区の練馬区立美術館で
『電線絵画展 小林清親から山口晃まで』
が開催されました。
しかし残念なことに、
開催期間が2021年2月28日~4月18日でしたから、
コロナウィルス新規感染者の数が
どんどん増えていっている時期で、
いつ緊急事態宣言が出るかと、
皆さん不安になっていて。
「まいにちィ、しんぱいィ!」
「ぐるる!」(←訳:今もね!)
展覧会にお出掛けしたくとも、
願いは叶わず……
ええ、私ネーさもその一人で、
電線の絵画?
面白そうだわ!と
好奇心をそそられながらも
結局は出かけられず、
がっかりしたんですけれども。
こうして、
展覧会の図録が
一般でも販売され、
私たちも拝見できる!だなんて、
ありがたいし、
嬉しいことです♪
「さッそくゥ~!」
「がるるるるる!」(←訳:覗いてみよう!)
電線絵画の始まりは
想像以上に古く、
なんと、
嘉永7年(1854年)に遡ります。
樋畑翁輔(ひばた・おうすけ)さんによる
『ペリー献上電信機実験当時の写生画』がそれで、
現代の物とは形が違うものの、
画面中には確かに電柱が!
「ぺりィ?」
「ぐるぅ!」(←訳:黒船ぇ!)
このおよそ20年後、
日本で電信が実用化され、
電信柱がこぞって
絵画に描かれる時代がやってきます。
明治では、小林清親さんや河鍋暁斎さん。
大正では、
川瀬巴水さんや吉田博さん、岸田劉生さん。
昭和では、
木村荘八さん、岡鹿之助さん、
そして、近年の山口晃さんまで。
「たいせつなァ、もちィーふゥ!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:好かれてるね電柱!)
現在、各地で電線の地中化工事が進められています。
もうすぐ無くなってしまうのか、
電線も電柱も……。
いや、
全部が全部なくなるワケじゃないよね?
などと、
郷愁の念をかき立てられもする
不思議な存在――電線、電柱。
見応えある図版、
各章の扉ごとの文章、
巻末の解説もすばらしくて、
アート好きさんはもちろん、
近代史好きな活字マニアさんにも
ぜひのおすすめです。
展覧会は終ってしまいましたが、
もしも書店さんで
この御本を見かけたら、
どうか手に取ってみてくださいね。
電柱も電線も
大好きになる一冊ですよ~♪
かッ、かゆいィ~ッ!」
「がるる!ぐるがるるる」(←訳:虎です!眼がピリピリ!)
こんにちは、ネーさです。
スギもヒノキもシーズンは終わり、
花粉症患者にとって待望の平和な世界が……
と思ったら、
今度はイネ科の花粉が?!?
ということで、点眼液を握りしめつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 電線絵画 ――
企画・編集は練馬区美術館の加藤陽介さん、
2021年3月に発行されました。
『小林清親から山口晃まで』
と副題が付されています。
アート好きな方々は御存知でしょう。
2021年春――
東京・練馬区の練馬区立美術館で
『電線絵画展 小林清親から山口晃まで』
が開催されました。
しかし残念なことに、
開催期間が2021年2月28日~4月18日でしたから、
コロナウィルス新規感染者の数が
どんどん増えていっている時期で、
いつ緊急事態宣言が出るかと、
皆さん不安になっていて。
「まいにちィ、しんぱいィ!」
「ぐるる!」(←訳:今もね!)
展覧会にお出掛けしたくとも、
願いは叶わず……
ええ、私ネーさもその一人で、
電線の絵画?
面白そうだわ!と
好奇心をそそられながらも
結局は出かけられず、
がっかりしたんですけれども。
こうして、
展覧会の図録が
一般でも販売され、
私たちも拝見できる!だなんて、
ありがたいし、
嬉しいことです♪
「さッそくゥ~!」
「がるるるるる!」(←訳:覗いてみよう!)
電線絵画の始まりは
想像以上に古く、
なんと、
嘉永7年(1854年)に遡ります。
樋畑翁輔(ひばた・おうすけ)さんによる
『ペリー献上電信機実験当時の写生画』がそれで、
現代の物とは形が違うものの、
画面中には確かに電柱が!
「ぺりィ?」
「ぐるぅ!」(←訳:黒船ぇ!)
このおよそ20年後、
日本で電信が実用化され、
電信柱がこぞって
絵画に描かれる時代がやってきます。
明治では、小林清親さんや河鍋暁斎さん。
大正では、
川瀬巴水さんや吉田博さん、岸田劉生さん。
昭和では、
木村荘八さん、岡鹿之助さん、
そして、近年の山口晃さんまで。
「たいせつなァ、もちィーふゥ!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:好かれてるね電柱!)
現在、各地で電線の地中化工事が進められています。
もうすぐ無くなってしまうのか、
電線も電柱も……。
いや、
全部が全部なくなるワケじゃないよね?
などと、
郷愁の念をかき立てられもする
不思議な存在――電線、電柱。
見応えある図版、
各章の扉ごとの文章、
巻末の解説もすばらしくて、
アート好きさんはもちろん、
近代史好きな活字マニアさんにも
ぜひのおすすめです。
展覧会は終ってしまいましたが、
もしも書店さんで
この御本を見かけたら、
どうか手に取ってみてくださいね。
電柱も電線も
大好きになる一冊ですよ~♪