「こんにちわッ、テディちゃでス!
うわわわわァ~んッ!」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!ひどいよ~!)
こんにちは、ネーさです。
え? オリンピック&パラリンピック期間中は、
大河ドラマ『青天を衝く』が放送休止ですって?!?
…………ガッカリし過ぎて目の前が暗くなりましたが、
こんな時こそ読書で傷心を癒やしましょう。
本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/33/ac11aa6b3630be5f4a6af8265feddc86.jpg)
―― 月夜とめがね ――
著者は小川未明(おがわ・みめい)さん、
絵は げみ さん、
2019年10月に発行されました。
文豪さんの名作と
現代の人気イラストレーターさんの組み合わせで
古典に新風を吹き込む
《乙女の本棚》シリーズ、
今回は小川未明さんの
あの作品が登場ですよ。
「それはァ、つきよのォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:不思議な出来事!)
《日本のアンデルセン》とも称された
小川未明さん(1882~1961、本名は小川健作さん)は、
新潟県の高田(現在は上越市)に生まれました。
物語は、
生まれ故郷の風景が投影されているのでしょうか、
こんな描写から始まります。
町も、野も、
いたるところ、
緑の葉に
つつまれているところでありました。
「しずかァなのでスゥ~…」
「がるぐるる!」(←訳:特に夜はね!)
穏やかな、月のいい晩。
おばあさんが住んでいるのは、
町のはずれにある家。
ひとり、
窓の下にすわって、
針仕事をするのが日課のようですが……。
「めがァ、かすむゥ~!」
「ぐるがるぐるるる~」(←訳:針に糸が通らない~)
と、そこへ。
外の戸をコトコト叩く音が。
「かぜェ、かなァ?」
「がるぐるるる?」(←訳:気のせいかも?)
すると、今度は。
窓の下に、小さな足音が。
「ふァ? おきゃくゥさんッ??」
「ぐるるるるがる?」(←訳:知らない人だよ?)
見知らぬ男性は、
私はめがね売りだと名乗ります。
今夜は月がいいから、
売って歩くのだと。
おばあさんは喜びました。
めがねがあれば
針仕事にはちょうどいいし、
男性が選んでくれためがねを
かけてみれば――
目ざまし時計の数字も、
カレンダーの字も、
はっきり、よく見える!
「よかッたでスゥ!」
「がるるる~!」(←訳:めでたし~!)
おばあさんを嬉しがらせた
不思議なめがね。
おばあさんのもとへ
めがねを売りに来た
不思議な男性。
そして、
月の光の中、
不思議なめがねが
おばあさんに見せたものとは……?
「ふしぎィだらけッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:不思議の町だね!)
小川未明さんの代表作であるこの作品、
こうして読み直してみれば、
なかなかに不思議尽くしです。
おばあさんも、
めがね売りの男性も、
どこか人間ではないような。
なんだか、
童話というより、
遠野物語を読んでいるような。
「げんそうゥてきィなのでス!」
「がるぐぅーる!」(←訳:かつシュール!)
すべては
花の香りに包まれた
月夜の庭の幻なのか。
それにしても、
『檸檬』『蜜柑』
この『月夜とめがね』、と
どの作品でも素晴らしい絵を描いてくださった
イラストレーターの げみ さん.。
私ネーさ、すっかりファンになってしまいました。
皆さまも、
げみ さんによる
新たな《月夜のものがたり》を、ぜひ♪
うわわわわァ~んッ!」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!ひどいよ~!)
こんにちは、ネーさです。
え? オリンピック&パラリンピック期間中は、
大河ドラマ『青天を衝く』が放送休止ですって?!?
…………ガッカリし過ぎて目の前が暗くなりましたが、
こんな時こそ読書で傷心を癒やしましょう。
本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/33/ac11aa6b3630be5f4a6af8265feddc86.jpg)
―― 月夜とめがね ――
著者は小川未明(おがわ・みめい)さん、
絵は げみ さん、
2019年10月に発行されました。
文豪さんの名作と
現代の人気イラストレーターさんの組み合わせで
古典に新風を吹き込む
《乙女の本棚》シリーズ、
今回は小川未明さんの
あの作品が登場ですよ。
「それはァ、つきよのォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:不思議な出来事!)
《日本のアンデルセン》とも称された
小川未明さん(1882~1961、本名は小川健作さん)は、
新潟県の高田(現在は上越市)に生まれました。
物語は、
生まれ故郷の風景が投影されているのでしょうか、
こんな描写から始まります。
町も、野も、
いたるところ、
緑の葉に
つつまれているところでありました。
「しずかァなのでスゥ~…」
「がるぐるる!」(←訳:特に夜はね!)
穏やかな、月のいい晩。
おばあさんが住んでいるのは、
町のはずれにある家。
ひとり、
窓の下にすわって、
針仕事をするのが日課のようですが……。
「めがァ、かすむゥ~!」
「ぐるがるぐるるる~」(←訳:針に糸が通らない~)
と、そこへ。
外の戸をコトコト叩く音が。
「かぜェ、かなァ?」
「がるぐるるる?」(←訳:気のせいかも?)
すると、今度は。
窓の下に、小さな足音が。
「ふァ? おきゃくゥさんッ??」
「ぐるるるるがる?」(←訳:知らない人だよ?)
見知らぬ男性は、
私はめがね売りだと名乗ります。
今夜は月がいいから、
売って歩くのだと。
おばあさんは喜びました。
めがねがあれば
針仕事にはちょうどいいし、
男性が選んでくれためがねを
かけてみれば――
目ざまし時計の数字も、
カレンダーの字も、
はっきり、よく見える!
「よかッたでスゥ!」
「がるるる~!」(←訳:めでたし~!)
おばあさんを嬉しがらせた
不思議なめがね。
おばあさんのもとへ
めがねを売りに来た
不思議な男性。
そして、
月の光の中、
不思議なめがねが
おばあさんに見せたものとは……?
「ふしぎィだらけッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:不思議の町だね!)
小川未明さんの代表作であるこの作品、
こうして読み直してみれば、
なかなかに不思議尽くしです。
おばあさんも、
めがね売りの男性も、
どこか人間ではないような。
なんだか、
童話というより、
遠野物語を読んでいるような。
「げんそうゥてきィなのでス!」
「がるぐぅーる!」(←訳:かつシュール!)
すべては
花の香りに包まれた
月夜の庭の幻なのか。
それにしても、
『檸檬』『蜜柑』
この『月夜とめがね』、と
どの作品でも素晴らしい絵を描いてくださった
イラストレーターの げみ さん.。
私ネーさ、すっかりファンになってしまいました。
皆さまも、
げみ さんによる
新たな《月夜のものがたり》を、ぜひ♪