「こんにちわッ、テディちゃでス!
できればァ、いちじかんッ!」
「がるる!ぐるがるぐるがる!」(←訳:虎です!放送拡大希望です!)
こんにちは、ネーさです。
昨夜6月19日放送の『明鏡止水』、30分では短過ぎました……!
剣術とフェンシングと西洋の剣術(アーマードバトル)、
もっとじっくりゆっくり見せて欲しい!と熱望しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪
―― パリ 華の都の物語 ――
著者は池上英洋(いけがみ・ひでひろ)さん、
2024年5月に発行されました。
美術史家・池上さんが書き下ろした最新作のテーマは、はい!
パリ!
「もうすぐゥ~おりんぴッくゥ!」
「ぐるるがる~?」(←訳:大丈夫かな~?)
それがね、
フランスに在住しているブロガーさんの記事によれば、
オリンピック開催まで、あと1ヶ月と数日だというのに、
準備は……順調に『停滞』しちゃってるらしいわ。
開会式の会場は、
エッフェル塔やセーヌ川岸を中心とする
パリの市街地。
大観光エリアでもある地域ですから、
あまり早々に通行を止める訳にもいかないらしいんですけど、
そんな“大丈夫か?間に合うのか?”な工事っぷりに
涼しい顔をしているのが
パリっ子さんたち。
オリンピック?
バカンスの方が大事よ。
まあ、バカンス先でTV中継を観ることはあるかもね。
え? パリに残って競技場へ応援しに行ったりしないのかって?
だ~か~ら、バカンスよバカンス!
って、↑こんな感じみたいで。
「ふァ~…」
「がるる~…」
これが、いわゆる
フランス人の個人主義、というものでしょうか。
著者・池上さんは、そうしたフランス独自のメンタリティを
細やかに考察しながら、
パリという都市の歴史、文化を探ってゆきます。
古代ローマ時代のパリ、
キリスト教が権力を持った中世のパリ、
王が支配した時代にはインフラが整い、
革命を経て市内の各地で新たな事業が始まり、
大改造されたパリに花ひらいた芸術、
二つの大戦による喪失と受難、
世界有数の都市へと拡大した戦後――
現在のパリには、
アジア、アフリカ、アメリカなど、
非ヨーロッパ文化も流入していて、
中世のパリっ子さんが見たら目を丸くすること必至?
「せかいじゅうのォ、おいしィものッ!」
「ぐるるるがるぐーるるがぅッるぅる!」(←訳:世界中の最新アートとファッション!)
幾度となく大波を浴びようと、
それでも、やはり、ひとを虜にする
美しい都市――パリ。
池上さんの”パリ案内”には、
カラー図版約300点が添えられていて、
ルーヴル美術館、クリュニー美術館、カルナヴァレ美術館、
オルセー美術館、プティ・パレ美術館、マルモッタン・モネ美術館、
ポンピドゥーセンター、ユダヤ歴史美術館、
アラブ世界研究所、ギメ東洋美術館を紹介するコラムも
掲載されています。
アート好きな活字マニアさんは
チェックしてみてくださいね。
7月にはオリンピック観戦にパリへ行きます!
という御方も、
東京でTV観戦します~という方々も、
壮麗なパリ歴史旅行を、ぜひ♪