テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

トンデモな休暇予定?

2013-08-09 21:49:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こんなァざんしょッ、ゆるせないィッ!」
「がるる!ぐるるるがるぐるがる!」(←訳:虎です!残暑にも程があるです!)

 こんにちは、ネーさです。
 非常識な残暑やら大雨やらに見舞われている日本列島……
 皆さま、ご無事でしょうか?
 バテバテの危機をどうにかこうにか乗り越えたら、、
 さあ、今日も読書タイム~!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― 栞子さんの本棚 ――


 著者は収録順に、
 夏目漱石さん、アンナ・カヴァンさん、小山清さん、
 フォークナーさん、梶山季之(かじやま・としゆき)さん、太宰治さん、坂口三千代さん、
 国枝史郎さん、アーシュラ・K・ル・グィンさん、ロバート・ヤングさん、
 F・W・クロフツさん、宮沢賢治さん。
 2013年5月に発行されました。
 『ビブリア古書堂セレクトブック』と副題が付されています。

「ふァ~! ちょしゃさんがァ、いッぱいィ!」
「ぐるるるるーがるる?」(←訳:アンソロジー本かな?)

 アンソロジー、であるような、ないような。
 この御本の、そもそもの成り立ちは……

 大人気&大ヒットの《ビブリア古書堂》シリーズ。
 古書がらみの謎をめぐる物語には、
 作家さんや書名(巻名)について言及している箇所が
 たくさんあります。

 《ビブリア》を読んだ方々が、
 面白そうだわ!と感じたに違いないそれらの書物は、
 しかし、絶版、版元品切れ、といった入手困難品が多数でした。

「だッてェ、おはなしのォ、ぶたいィがァ~」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:古本屋さんだもんね!)

 そこで、活字マニアさんの興味を惹いたことをきっかけに
 この御本が編まれました。

 《ビブリア》シリーズ内に登場する、
 主人公・栞子(しおりこ)さんの愛読書をこの一冊にギュギュッと収録!

 ……っていうのは、ムリだったんですけど。

「ふァ~???」
「ぐるぅ?」(←訳:無理ぃ?)

 短編小説はともかくも、
 長編小説となると、
 アンソロジーに組み込むのは、ちょっと無理、というより不可能です。

 ゆえに、《抜粋》なるオキテ破りの荒業が繰り出されました!

    漱石さんの『それから』は作品の一部を抜粋して掲載。

    フォークナーさんの『サンクチュアリ』も抜粋。

    梶山季之さんの『せどり男爵数奇譚』も抜粋。

    坂口三千代さんの『クラクラ日記』も抜粋。

    国枝史郎さんの『蔦蔓木曽棧(つたかずらきそのかけはし)』も抜粋。

    ル・グィンさんの『ふたり物語』も抜粋。

    クロフツさんの『フローテ公園の殺人』も抜粋。

「わおォゥ! びッくりィ~!」
「がるるぅぐるるがるるるるるー!」(←訳:抜粋じゃ結末が分からないよー!)

 そうなのよね、
 そこがこの御本の編集に携わった《ビブリア》の著者・三上延さんの狙いかもしれないわ!

 御話の、結末はどうなるのか?
 登場人物さんたちは、如何にして、その終幕へと到ったのか?

「うゥ~! もえあがるゥこうきしんッ!」
「ぐるるる!がるるる!」(←訳:読みたい!知りたい!)

 罠のド真ん中、
 見事にハマっちゃった活字マニアさんは、
 はい!
 古書店さんや図書館さんで漁ってみてくださいな、
 栞子さんセレクトによる珍本稀覯本!

 私ネーさは、国枝史郎さんの御本、読みたいです♪

「……なつやすみィはァ~、けッきょくゥ~…」
「がるるるるぐるるっ?」(←訳:本屋さんのハシゴっ?)

 では皆さま、穏やかなお盆休みを~!



 
 
 
 
 
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