こんにちは、ネーさです。
2012ロンドンオリンピック自転車競技タイムトライアル男子は
英国のB・ウィギンズさんが勝利!
開催国である地元・英国に金メダルをもたらしました~!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでとうッ、うぃぎんずさんッ!」
「がるる!ぐーるぐるるがるるぐる!」(←訳:虎です!ツールに続いての栄光!)
適度に涼しいロンドンでの熱いメダル争奪戦!
……一方、こちら日本では。
「あついィでス! へとへとォ、でス!」
「ぐるがるがるる~!」(←訳:雨が欲しいよ~!)
空には雨雲ひとつなく、
連日の熱帯夜……そんな猛暑日の読書タイムには、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
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―― 雲の王 ――
著者は川端裕人(かわばた・ひろと)さん、2012年7月に発行されました。
いま本好きさんの間で話題になっている小説ですね!
「くものォ、おうさまッ??」
「ぐるっるがるるぐるる?」(←訳:それってどんな王さま?)
雲――大地に雨を降らせる、
もこもこ、ぷわぷわ、しゅわしゅわっとした白い塊り。
ときには灰色、黒、虹色、夕焼け色と、
千変万化する空の王者は、
いったいどういったモノなのか。
空を見上げ、日夜、雲に想いを馳せているのは
この物語の主人公の南雲美晴(なぐも・みはる)さん。
美晴さんの職業は、気象観測です。
気象台に務め、
観測気球を空に放ち、
天気予報のために必要な
高層大気のデータを取り、
業務報告を作成し、
観測日誌に仔細を記す――
「おてんきよほうゥのォ、おねえさんッ、でスかッ?」
「がっるぐるっがるる!」(←訳:もっとプロっぽいよ!)
気象予報士さんではないけれど、
美晴さんは、雨の匂いを嗅ぎ取ることが出来ます。
そして、また――
《雲》を視ることも。
「くもをォ、みるゥ??」
「ぐるるがるがる?」(←訳:風向を読むの?)
昔むかしの言葉では、観天望気(かんてんぼうき)といいました。
空を見、その後の気象の推移を予測すること。
晴天か? 曇天か?
はたまた大雨や嵐の荒天か?
気象観測衛星など無い時代、それはどれほど困難なことだったでしょう。
或る日、美晴さんは知ります。
自分が《雲》と呼ばれる一族の出身であることを。
そして、《雲》とは、
古来より、
大気=空を観、
気象を読んで、
さらには天候を操りさえする者たちであったのだと。
「ふァ~?? そんなァことがッ??」
「がるぐっるるっ??」(←訳:出来ちゃうのっ??)
美晴さん自身も、はあ??と思っているようですよ。
御両親を早くに亡くしてしまった彼女は、
お兄さん以外に親類縁者がいるとは
全く知らなかったのです。
いったい自分は何者なのか?
不安と期待を抱きながら、
息子さんの楓太(ふうた)くんとともに
謎を追いかけてゆきますが、
行く手には、
巨大な《雲の王》が――!
「あれはッ、たいふうゥッ??」
「ぐるるぅ!」(←訳:大型だぁ!)
SF、ファンタジィ、ミステリ、歴史小説、と
多様なエンタ要素をミックスして
もくもく膨らむ入道雲のように
広大に、雄大に、織り上げられた物語は、
“夏”にふさわしい一冊です。
この暑さもあってか、
読み進むうち、
真剣に考えてしまいましたよ……むかしの人々が切望した《慈雨》、
大地を優しく冷やし潤す《恵みの雨》を!
「なつやすみィにッ!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:おすすめなのです!)
2012ロンドンオリンピック自転車競技タイムトライアル男子は
英国のB・ウィギンズさんが勝利!
開催国である地元・英国に金メダルをもたらしました~!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでとうッ、うぃぎんずさんッ!」
「がるる!ぐーるぐるるがるるぐる!」(←訳:虎です!ツールに続いての栄光!)
適度に涼しいロンドンでの熱いメダル争奪戦!
……一方、こちら日本では。
「あついィでス! へとへとォ、でス!」
「ぐるがるがるる~!」(←訳:雨が欲しいよ~!)
空には雨雲ひとつなく、
連日の熱帯夜……そんな猛暑日の読書タイムには、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
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―― 雲の王 ――
著者は川端裕人(かわばた・ひろと)さん、2012年7月に発行されました。
いま本好きさんの間で話題になっている小説ですね!
「くものォ、おうさまッ??」
「ぐるっるがるるぐるる?」(←訳:それってどんな王さま?)
雲――大地に雨を降らせる、
もこもこ、ぷわぷわ、しゅわしゅわっとした白い塊り。
ときには灰色、黒、虹色、夕焼け色と、
千変万化する空の王者は、
いったいどういったモノなのか。
空を見上げ、日夜、雲に想いを馳せているのは
この物語の主人公の南雲美晴(なぐも・みはる)さん。
美晴さんの職業は、気象観測です。
気象台に務め、
観測気球を空に放ち、
天気予報のために必要な
高層大気のデータを取り、
業務報告を作成し、
観測日誌に仔細を記す――
「おてんきよほうゥのォ、おねえさんッ、でスかッ?」
「がっるぐるっがるる!」(←訳:もっとプロっぽいよ!)
気象予報士さんではないけれど、
美晴さんは、雨の匂いを嗅ぎ取ることが出来ます。
そして、また――
《雲》を視ることも。
「くもをォ、みるゥ??」
「ぐるるがるがる?」(←訳:風向を読むの?)
昔むかしの言葉では、観天望気(かんてんぼうき)といいました。
空を見、その後の気象の推移を予測すること。
晴天か? 曇天か?
はたまた大雨や嵐の荒天か?
気象観測衛星など無い時代、それはどれほど困難なことだったでしょう。
或る日、美晴さんは知ります。
自分が《雲》と呼ばれる一族の出身であることを。
そして、《雲》とは、
古来より、
大気=空を観、
気象を読んで、
さらには天候を操りさえする者たちであったのだと。
「ふァ~?? そんなァことがッ??」
「がるぐっるるっ??」(←訳:出来ちゃうのっ??)
美晴さん自身も、はあ??と思っているようですよ。
御両親を早くに亡くしてしまった彼女は、
お兄さん以外に親類縁者がいるとは
全く知らなかったのです。
いったい自分は何者なのか?
不安と期待を抱きながら、
息子さんの楓太(ふうた)くんとともに
謎を追いかけてゆきますが、
行く手には、
巨大な《雲の王》が――!
「あれはッ、たいふうゥッ??」
「ぐるるぅ!」(←訳:大型だぁ!)
SF、ファンタジィ、ミステリ、歴史小説、と
多様なエンタ要素をミックスして
もくもく膨らむ入道雲のように
広大に、雄大に、織り上げられた物語は、
“夏”にふさわしい一冊です。
この暑さもあってか、
読み進むうち、
真剣に考えてしまいましたよ……むかしの人々が切望した《慈雨》、
大地を優しく冷やし潤す《恵みの雨》を!
「なつやすみィにッ!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:おすすめなのです!)
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