「こんにちわッ、テディちゃでス!
こんやはァ~まんげつゥ、でスよゥ!」
「がるる!ぐるるるがっる!」(←訳:虎です!雪の満月だって!)
こんにちは、ネーさです。
今日2月12日の満月は《スノームーン》、
大雪が降ることが多い月なのでこの名が付いたそうですよ。
雪害がこれ以上増えませんようにと願いながら、
本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を一気読みしてみましょう~♪
―― 戦国小町 苦労譚 ――
原作は夾竹桃(きょうちくとう)さん・平沢下戸(ひらさわ・げこ)さん、
漫画は沢田一(さわだ・はじめ)さん、
さあ、やってまいりましたよ、
先日ご紹介しました第1巻・2巻・3巻に続いて、
最新巻の第17巻まで
ドーンと読破しちゃおうせ!という無謀なお時間が。
「むちゃでスゥ!」
「ぐるがる~!」(←訳:無理ムリ~!)
ええ、まあ、そうですね、
ホントに一気読みしちゃうと気力体力が削られますので、
ご自身に適したペースでトライしてくださいな。
で、第1巻からのストーリーは――
農業高校に通う高校生、
綾小路静子(あやのこうじ・しずこ)さんは、
或る雨の日、視界がぼんやりしたかと思うと、
次に意識を取り戻したのは、
戦国時代の日本……!
しかも、目の前に現れたのは、
あの織田信長さん……!!
「かッ、かんがえたくゥないィ~…」
「がるぐるるる!」(←訳:膝がガクガク!)
見知らぬ世界で生き延びるため、
静子さんは大胆にも、信長さんに
”取引”を申し出ます。
農業の知識で、お役に立てます、私!
その提案は信長さんに認められ、
静子さんは現代農業の知識と技術を用いて、
取り潰し寸前の村の田畑を
豊かな農地へ変えてゆきました。
「むむゥ、きけんでスよゥ!」
「ぐるるるるがるぐる!」(←訳:過去への干渉ダメです!)
えーと、そのぅ、
未来人・静子さんの過去への干渉は、
実は、村の農作業だけじゃなくて。
巻を追うごと、
ジャンルを問わず、
現代技術の”持ち出し”は加速します。
建築、通商、料理、政治や軍事、
医療と福祉、防疫……
人が生きてゆくために必要な知識を、
惜しみなく。
ここまでやってくれちゃうと、
天晴れ!
と申しましょうか。
1巻2巻あたりでは私ネーさ、
大丈夫なのかしら、これ?
タイムパトロールが怒り狂う案件ばかりじゃない?
と心配していたのですが。
もういいです、
ちっちゃなことをウジウジ言うのは止めましょう。
存分に干渉しまくってください、静子さん!
「ええええェ~ッ?」
「がるぐっるる~!」(←訳:ダメだってば~!)
私ネーさが感銘を受けたのは、
麻疹の伝染拡大予防と、
産婦人科の病院建設のエピソードです。
ワクチンが完成する以前、
麻疹(はしか)がどれほど恐ろしいものだったか。
衛生という概念がなく、
パスツールさんが細菌を発見する近代以前、
どれほど多くの母と子の生命が失われたことか。
たとえ絵空事の、物語の中の出来事でもいい、
我々は、もっと知り、考えるべきなのではないか、
《生命が助かる方法》とは何だろうかと。
発売されたばかりの↑第17巻の巻題は
『風林火山』。
いよいよ、武田信玄さん率いる最強甲斐軍団と、
徳川・織田連合軍が三方ヶ原で激突!
はたして、歴史――史実の通りに、
戦は武田軍圧勝で終わるのか、それとも?
「ふあんッ、なのでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:波乱の予感が!)
より良い世界は、どこにある?
時間旅行SFならぬ、
斬新無類な時代改変SFコミック、
全活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
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