こんにちは、ネーさです。
鬼の霍乱からそこそこ?回復いたしました……ふぅ~。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!ぐるるがるるる!」(←訳:虎ですっ!今日はあったかでしたね!)
「さくらッ、もうすぐゥさきそゥ~♪」
寒さも弛んだ本日は、
熱き魂をもって時代を駆け抜けた或る人物をテーマにした作品を
御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
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―― チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷 ――
著者は塩野七生さん、画像の文庫版は1982年に発行されました。
前々回の記事で御紹介しました『海の都の物語』と同じく、
イタリアを描かせたらこの御方の右に出るものなし!な塩野さんの、
代表作とも言える一冊です。
テディちゃ、虎くんは、知っているかしら?
映画『第三の男』に登場する有名すぎるセリフを?
ボリジア家の圧政はルネサンスの芸術を生み出したが、
スイスの平和は何を生み出した?
鳩時計だけじゃないか!
「うむッ? きいたことあるゥようなッ?」
「ぐるるるるがるがる!」(←訳:ボク鳩時計好きだけど!)
セリフで言及されているボルジア家とは、
法王アレサンドロ六世と、
その子チェーザレ・ボルジア。
もしもイタリアで
歴史上の大悪人を挙げよ!
なんてアンケートが行われたなら、
この一家さん、
相当な高確率でベスト10入りするのは間違いない、でしょうね。
法王庁を私物化し、
僧侶の身でありながら贅沢三昧、
暗殺やら決闘やら陰謀やら、
ボルジア家につきまとうのは
良からぬ評判ばかり……。
でも、本当にそうなのでしょうか?
その見方は、適切なのか?
塩野さんは、そんな疑問を読み手に突き付けます。
「ほんとうはァ、ちがうッてことォ??」
「がるるるる!」(←訳:有り得るね!)
しばしば、日本史上の人物では織田信長さんと比較されるチェーザレ・ボルジア……
判明している資料を元に、
時には新鮮で独自な解釈を、
また時には想像力の翼を羽ばたかせながら、
塩野さんはチェーザレの生涯を綴ってゆきます。
イタリア統一。
20世紀に到るまで誰も成し遂げられなかった野望を胸に、
時代に愛され、
時代に流されて潰えたひとりの男児の、
思いの軌跡を。
「よーろぴあんッ、だねッ!」
「ぐるがるぐるるるー!」(←訳:コスモポリタンかもー!)
後世、容赦なく、悪漢、悪人と罵られ、
映画などでは残虐な悪役に設定されたボルジア家……
既成概念の厚い壁に立ち向かう若きチェーザレと
無名に近かった時代の塩野さんの筆は、
熱く、真摯にリンクします。
真実は、事実は、何処にあるのか?
我々は有名な歴史家たちの解釈を鵜吞みにしていてよいのか?
歴史関係の御本はあんまり読まないんだけどー?
ルネサンス? ややこしくない?
と考えちゃう御方も、どうか一読を!
悪!であるはずのチェーザレに、
いつの間にか魅せられます!
「いざゆけェ、るねッさんすゥじだいッ!」
「ぐるーがるがるる!」(←訳:チェーザレの時代へ!)
鬼の霍乱からそこそこ?回復いたしました……ふぅ~。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!ぐるるがるるる!」(←訳:虎ですっ!今日はあったかでしたね!)
「さくらッ、もうすぐゥさきそゥ~♪」
寒さも弛んだ本日は、
熱き魂をもって時代を駆け抜けた或る人物をテーマにした作品を
御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!

―― チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷 ――
著者は塩野七生さん、画像の文庫版は1982年に発行されました。
前々回の記事で御紹介しました『海の都の物語』と同じく、
イタリアを描かせたらこの御方の右に出るものなし!な塩野さんの、
代表作とも言える一冊です。
テディちゃ、虎くんは、知っているかしら?
映画『第三の男』に登場する有名すぎるセリフを?
ボリジア家の圧政はルネサンスの芸術を生み出したが、
スイスの平和は何を生み出した?
鳩時計だけじゃないか!
「うむッ? きいたことあるゥようなッ?」
「ぐるるるるがるがる!」(←訳:ボク鳩時計好きだけど!)
セリフで言及されているボルジア家とは、
法王アレサンドロ六世と、
その子チェーザレ・ボルジア。
もしもイタリアで
歴史上の大悪人を挙げよ!
なんてアンケートが行われたなら、
この一家さん、
相当な高確率でベスト10入りするのは間違いない、でしょうね。
法王庁を私物化し、
僧侶の身でありながら贅沢三昧、
暗殺やら決闘やら陰謀やら、
ボルジア家につきまとうのは
良からぬ評判ばかり……。
でも、本当にそうなのでしょうか?
その見方は、適切なのか?
塩野さんは、そんな疑問を読み手に突き付けます。
「ほんとうはァ、ちがうッてことォ??」
「がるるるる!」(←訳:有り得るね!)
しばしば、日本史上の人物では織田信長さんと比較されるチェーザレ・ボルジア……
判明している資料を元に、
時には新鮮で独自な解釈を、
また時には想像力の翼を羽ばたかせながら、
塩野さんはチェーザレの生涯を綴ってゆきます。
イタリア統一。
20世紀に到るまで誰も成し遂げられなかった野望を胸に、
時代に愛され、
時代に流されて潰えたひとりの男児の、
思いの軌跡を。
「よーろぴあんッ、だねッ!」
「ぐるがるぐるるるー!」(←訳:コスモポリタンかもー!)
後世、容赦なく、悪漢、悪人と罵られ、
映画などでは残虐な悪役に設定されたボルジア家……
既成概念の厚い壁に立ち向かう若きチェーザレと
無名に近かった時代の塩野さんの筆は、
熱く、真摯にリンクします。
真実は、事実は、何処にあるのか?
我々は有名な歴史家たちの解釈を鵜吞みにしていてよいのか?
歴史関係の御本はあんまり読まないんだけどー?
ルネサンス? ややこしくない?
と考えちゃう御方も、どうか一読を!
悪!であるはずのチェーザレに、
いつの間にか魅せられます!
「いざゆけェ、るねッさんすゥじだいッ!」
「ぐるーがるがるる!」(←訳:チェーザレの時代へ!)
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