テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

夏の空で、発見。

2007-08-11 13:30:44 | ブックス
 それは一昨日の夜のこと。
 ちょっと用事があって外へ出ると、
 おや、意外です。

「どしたのでスか、ネーさ?」

 都会で、夏で、空気が濁っていて、と悪条件なのに、
 空には星がたくさん見えるではありませんか!
 西の方角に、他を圧倒して明るい星がひとつ。
 頭上には見ゆるあれは……そうだ、
 夏の大三角、というお星さまたちだ!

 そこで、本日の御紹介は、こちら。


    
       ―― 宇宙ノ名前(ソラノナマエ)――


 
 写真と文、ともに林完次さんによる星の御本です。
 画像は以前、光琳社より刊行されたネーさの所蔵品ですが、
 現在は新装版が角川書店より出版されています。

 さて、お星さまを目にして感心したネーさ、
 部屋に戻ってから星に関する本を探しました。
 それが、林さんのこの名著です。
 
 夏の大三角って、何だっけ?
 ええと、憶えているのは、ベガと……ベガと何???
 西の空の、あの星は?

「わかったのでスか?」

 頁を繰れば……おお、解りましたよ!
 夏の大三角は、ベガ(琴座)・アルタイル(鷲座)・デネブ(白鳥座)!
 そうでしたね!
 では、ええと、西の星は……
 ふむふむ……おそらく、牛飼座α星、またの名をアルクトゥールス。
 説明文では、零等星、とあります。
 一等星の一クラス上の明るさなんですって。
 ギリシア語のアルクトウロス(熊の番人)が語源のようです。

「くゥまァ~♪」

 熊といってもね、テディちゃ、
 ギリシア神話からの命名が多い星の世界の背景には、
 悲しい御話がひそんでいるのです。
 牛飼座、大熊座、小熊座もまた然り。

「そなのでスか……」

 でも、和名や、中国名で考え直すと
 星々の別の姿、風習や伝統も見えてきますね。
 林さんのこの御本には、そういった広範な星知識がたっぷり。

 さあ、星の辞典や図鑑を調べて、
 むかし習った知識を呼び覚ましてみましょう。
 ネットで探すのもいいけれど、
 本で眺めて、
 星図の読み方をマスターする、あの醍醐味!
 来週には流星群が来るらしいと聞きました。

「わ♪ ながれぼしィ!」

 林さんは星の御本を数多く書いておられます。
 ぜひ一度、読んで、見て、そして星ウォッチングを!
 
 
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