テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

新風!伝奇忍法!

2013-02-18 23:16:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うりゃうりゃァ、とォ~ッ!」
「がるる!ぐるるぅ~っ!」(←訳:虎です!成敗じゃ~っ!)

 こんにちは、ネーさです。
 テディちゃと虎くんが元気いっぱい!なのは……
 本日ご紹介するこちらの作品のおかげさま、のようですよ。
 さあ、読書タイムの開幕~!

  



 
               ―― かおばな憑依帖 ――



 著者は三國青葉(みくに・あおば)さん、2012年11月に発行されました。
 前回記事ではイタリアの作家さんの衝撃デビュー作を御紹介いたしましたが、
 こちらの作品も、著者・三國さんのデビュー作!
 第24回ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品に加筆した、
 本格《伝奇》時代小説なんですよ♪

「でんきィ、とはッ??」
「ぐるぐるるがるるぅ?」(←訳:エレキテルですかぁ?)

 伝奇もの、って、
 そうね、分かりやすく言っちゃうと、
 山田風太郎さんの代表作品、かしら。

 烈風を切り裂く剣豪たちの闘い!
 忍びの者たちの暗躍と暗闘!
 江戸や京の町に渦巻く陰謀と、
 権力者たちの国を傾けかねない野望……!

「あはァ! にんじゃッ!」
「がるぐるー!」(←訳:忍法炸裂ー!)

 さらに加えて、受難の美男美女!
 夜空を舞う鬼火!
 妖しい花の害に倒れる市井の人々!

 これだけでももう、伝奇時代小説の王道を行っちゃってますけど、
 著者・三國さんはチャレンジしました。

 多くの伝奇時代小説は
 伊賀や甲賀、風魔、戸隠などの忍者さんたちの最盛期であった江戸初期が
 背景となっています。

 ところが、
 この御本の舞台は、
 八代将軍吉宗公の時代!

「うむむッ!
 そうなるとォ、にんじゃうぉーずはァ~?」
「ぐるがるぐるがぅるるる!」(←訳:伊賀VS甲賀じゃないね!)

 お江戸は本所、
 一刀流の桜井道場の主、桜井右京(さくらい・うきょう)さん。
 役者のような顔立ちで、
 剣の腕も上々というのに、
 毎日遊び暮らしているぐうたらなお侍さんです。

 その右京さんが、
 政権の存亡を賭けた騒乱に巻き込まれてしまったのは、
 浅草・浅草寺の縁日がきっかけでした。
 狂人に斬られかけていた少年の身を救った彼は、
 後日、少年の自宅に招かれます。

 そこは、将軍家の側近、
 田沼意行の御屋敷。
 思いがけず政権の重要人物の知遇を得た右京さんの身辺には、
 次々と異変が……!

「たたかいィのォ、はじまりィでス!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:江戸の町も大変だし!)

 正統派伝奇モノの要素に、
 軽やかなユーモアも彩りを添え、
 読み手を楽しませてくれるこの御本、
 講談大好き!な活字マニアさんに
 特におすすめです!
 フツーじゃない時代モノを読みたい!という御方も、ぜひ~♪

「にんぽゥッ~はるいちばんッ!」
「ぐるるがるぐぅるるるー!」(←訳:それは忍術じゃないよー!)

 
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破調の力作!

2013-02-17 23:23:48 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うめのォ、おはながァ、やッとォ~??」
「がるる!ぐるぐるるっ?」(←訳:虎です!咲いたかなっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 例年になく寒~い気候の今年は、
 梅の開花も遅れていたそうですが、
 ようやく咲き始めたんですって!

「はるよッ、こォ~いッ!」
「ぐるる~る!」(←訳:早く来~い!)

 ガッツを入れて叫んだところで、さあ、読書タイム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
               ―― 六人目の少女 ――



 著者はドナート・カッリージさん、原著は2009年に、画像の日本語版は2013年1月に発行されました。
 イタリア語原題は『IL SUGGERITORE』、
 著者・カッリージさんのデビュー作にして、
 母国イタリアをはじめ、フランス、ベルギーなど多くの国の文学賞を受賞、
 大きな話題となったミステリ作品です!

「いたりあァ~!」
「がるぐる!」(←訳:珍しいね!)

 ええ、そうね、
 日本語に訳出されるイタリアのミステリって、あまり多くはありません。
 イタリア好きな活字マニアさんは、
 きっと張り切って手に取り、
 さっそく読み出して――

 おや?

 と思うことでしょう。

 これ、ホントにイタリアのミステリ小説かしら?と。

「むむッ? それはァ、いッたいィ??」
「ぐる~?」(←訳:なぜ~??)

 この御本の本文中には、ないんです。
 舞台となっているのがどこの国なのか、どの地方なのか、
 ヨーロッパなのか、アメリカ大陸なのか。
 そういった記述が、一切ない、のです。
 登場人物の名前にも、場所を特定する手がかりはありません。

 さながら霧の彼方のようなその国で、
 いま、或る事件が公(おおやけ)になろうとしています。

 
 国中に怒りの声が満ち、
 早く犯人を逮捕しろ!と警察に抗議が殺到する、
 前例が無いほどに冷酷な事件が。

「おそろしィじけんッ??」
「がるぅ~!」(←訳:怖いぃ~!)

 主人公であり、
 “読み手の視点”役をも担うのは、
 子どもの失踪捜査を専門とする女性警察官ミーラ・ヴァスケスさん。

 何件もの失踪捜査で実績を重ねたミーラさん、
 まったく別の部署から協力を請われ、
 特別捜査のスタッフに加わることになりました。

 深い闇を、
 底なしの暗黒を覗き込むような、
 苛酷な捜査が待っているとも知らずに……

「こここッ、こわいんだけどォ~!」
「ぐるがるぐるるるるるっ!」(←訳:読むのを止められないっ!)

 二段組みで500ページ超、という
 迫力の長編作品ですが、
 読み手をぐんぐん引き摺ってゆく力強さ、逞しさは
 これがデビュー作とは到底思えません。
 どうか活字マニアの皆さま、
 ミステリ作品であるとの先入観に囚われず、
 まず一読を!
 驚倒必至の傑作ですよ~!

「えいがにィ、なるかなッ??」
「がるぐるがる~!」(←訳:なりそうだよ~!)



 
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さくさく!最旬ラスク菓子♪

2013-02-16 23:00:01 | 美味
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 じけんはァ、うちゅうでェ、おきているゥ!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!怖いよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 小惑星の大接近が報じられた次は、隕石の落下……!
 大怪我をした人はいないと聞きましたが、驚愕と戦慄の映像でしたね。
 太陽よりも明るかった、ですって?!?

「びッくりィでス!」
「ぐるぐるがる!」(←訳:大事件だよね!)

 動揺を鎮めるためにも、
 さあ、週末のおやつタ~イム!
 ココロに安らぎを与えてくれるこちらのお菓子を、どうぞ~!

  


  東京・目黒『オッジ OGGI』さんの
  《Rusk Chocolate ラスク ショコラテ》!


 目黒の『OGGI』さんといえば、
 チョコレートケーキが有名なのですが、
 こちらは新作のお菓子ですよ♪

  

「ふァいッ! これェでス!」
「がるるがるる~!」(←訳:細長いラスク~!)

 画像のような小箱サイズの御品を幾つか買い求め、
 バレンタインの贈り物にしましたところ、
 とっても好評でしたので、
 あらためて御紹介を!と思い立ちました。

 フィンガーフード風の、細く、食べやすい形、
 卵の優しい甘さを感じさせる淡黄色のラスク生地。
 上面にコーティングしてあるちょっとビターなチョコレート……。

「おいしィ~のでスよゥ♪」
「ぐるぐるっ!」(←訳:さくさくっ!)
「くせにィ~なァ~るゥ~♪♪」

  

 お店では、もっと大きなサイズの箱の御品も販売されておりましたよ。
 ラスクって、分量の割に軽~いお菓子ですから、
 手みやげにも最適でしょ?

「もちはこびィ~らくらくゥ、でス!」
「がるるるぐぅるるるがるがる!」(←訳:みんなでシェアして食べよう!)

 寒い寒~い週末になるもようですが、
 美味しいおやつと笑顔で風邪予防!
 皆さま、元気な休日を~♪
 
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箱を開ければ、ケムリと……?

2013-02-15 23:07:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ちぇんじィ! ひなまつりィ!」
「がるる!ぐるぐる~!」(←訳:虎です!桃のお花~!)

 こんにちは、ネーさです。
 バレンタインのチョコレート一色だったお店の売場は、
 雛祭りモードに変わってモモのお花がディスプレイされていますね。
 一気に春めいたきた今日の読書タイムは、
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
               ―― パンドラの鳥籠 ――



 著者は高田崇史さん、2012年12月に発行されました。
 幻想的な表紙画はサイトウユウスケさん、装幀は片岡忠彦さんによるものです。
 著者・高田さんの代表作《QED》シリーズに迫る人気?の
 《毒草師》シリーズの書き下ろし最新作品ですよ~!

「ううむゥ! どくやくゥおじさんッ!」
「ぐるるるがるるぐるる~!」(←訳:可哀想なおにいさんも~!)
「さいとうじょうッ!」

 古今東西のあらゆる薬草に通じる、
 自称《毒草師》――御名形史紋(みなかた・しもん)さん。

 そして、
 たまたまアパートが御名形さんのお隣りだったことから、
 いえ、それとも世にも稀なる不幸を引き寄せる能力から?でしょうか、
 《毒草師》探偵さんのワトソン博士的存在となってしまった
 雑誌編集者の西田真規(にしだ・まさき)さん。

「こんかいィもォ、どくやくゥ?」
「がるるぐるぐるるるぅ?」(←訳:今回も巻き込まれるぅ?)

 ミステリでいう典型的“巻き込まれ型”の西田さん、
 この御本でも、あ~あ、
 やっぱり巻き込まれちゃうのでした。

 だって、美女だったんです。
 編集長さん経由で、
 西田さんに相談事を持ち込んできたのは、
 長い黒髪の超絶美女さん。

 押しの強い編集長さんに逆らえず、美女にも弱い西田さん、
 美女さんの悩み解決に尽力いたしましょう、と
 約束してしまいます。

 しかし――

「ひびきわたるゥ~さいれんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:事件ですよ!)

 調査に取りかかる前に、
 事態は急変! 急展開!
 《毒草師》探偵・御名形さんと西田さんたちを、
 浦島太郎の謎が待ち受けます……!

「えッ? うらしまたろォさんッ??」
「ぐるがるるぐるるぐる?」(←訳:亀を助けたタロウさん?)

 事件の核を成すのは、
 浦島伝説と、太郎さんが開けた玉手箱の謎。
 ギリシャ神話の、パンドラの箱の謎。

 
 歴史好きさんの、
 またSF好きさん&神話好きさんの好奇心を刺激する魅惑のテーマを
 著者・高田さんはどんな風に料理してくださるのでしょう?
 毒草師・御名形さんの博学、
 ワトソン役・西田さんのアタフタぶりも楽しい新作ミステリ、
 ことに、歴史ミステリ好きさんは、

「なァ~るほどォ!」
「がるる!」(←訳:そうか!)

 と、膝を打っちゃう奇作快作です♪
 ぜひ一読を!



 
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ハッピー《川柳》バレンタイン!

2013-02-14 23:13:08 | ショコラ
「こんにちわッ、テディちゃでースゥ!
 きょうはァ、くいしんぼうのォ、ひッ!」
「がるる!ぐるがる!ぐっるるがるる!」(←訳:虎です!違います!チョコの日です!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、今日2月14日は食いしん坊の日でもチョコの日でもなく、
 バレンタインデイ!
 今年のショコラの売れ行きは前年比20%UPなんですって!
 下の画像は――

  

 『伊勢丹立川店』さん(画像右側)、
 『グランデュオ立川』さん(画像左側)――

  

 『ルミネ立川』さん(画像右側)、
 『Takashimaya立川店』さん(画像左側)、
 それぞれのお店のバレンタイン用カタログ&パンフレットです。

「あッちでもォ、こッちでもォ♪」
「がっるぐっるがっる!」(←訳:チョコチョコチョコ!)

 立川でお買い物したのは昨日13日のことなのですが、
 『メリーチョコレートカムパニー』さんのお店で
 あまりにも面白いパンフレットをいただいちゃったので、
 御紹介しちゃいましょう!
 こちらを、どうぞ~!

  


  ―― メリーチョコレート 2013年 第16回 バレンタイン今どき川柳 ――


「せんりゅうゥ~ッ?!?」
「ぐるるぅっるがるる!」(←訳:詠んじゃったですか!)

 聞かせていただきましょう!
 魅せていただきましょう!
 ショコラにまつわる歌詠みさんたちの喜怒哀楽!
 活字マニアの皆さまも、
 今宵ばかりはショコラ哀歌&凱歌を、御一緒に~♪

  


 《優秀作》より抜粋――


   『妻のチョコ 薄さ軽さは スマホ並み』 (ウッシー さん)

   『カカオ100 無糖派層に 効果あり』 (ジャスミン さん)

   『ワイルドが チョコをもらって マイルドに』 (よっさん さん)


 次は、時事問題や流行など、テーマごとの作品を――


   『ちょこあげる 《きゃりーぱみゅぱみゅ》言えたらね』 (さいさい さん)

   『手ぶらでは 帰せませんと チョコもらい』 (女性 さん)

   『CHOCOと書く 私の彼は 化学系』 (となみん さん)

   『非常チョコ ついつい手を出す 山ガール』 (よっしー さん)

   『ズッ友と おもった彼女に チョコもらう』 (mnsm345 さん)

   『義理チョコじゃ ないな娘は 恋してる』 (ゆうちゃん さん)

   『あげたチョコ GPSで 追ってみたい』 (けいこまり さん)

   『義理チョコに 紛れた恋を 見逃さず』 (モツ煮込み さん)


「もふふふゥ!
 ばれんたいんッてェ~!」
「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:まるで短編小説の世界!)

 『メリーチョコレート 今どき川柳』に選出されているのは
 全部で100句!
 スイートからビター、ブラック、
 はたまた甘~いミルキーな作品まで、
 味わいも色合いもさまざまです。
 バレンタインシーズン後は
 画像のパンフレットは入手し難くなるかもしれませんが、
 100句の全容は『メリーチョコレート』さんのHP上で公開されているので
 興味を持った御方は閲覧してみてくださいね~♪

「しょこらまにあァはァ、せんりゅうまにあッ!」
「ぐるるがるるるぐぅるがるがるるる!」(←訳:今からヒネろうチョコ川柳2014!)

 皆々さまに、HAPPY VALENTINE!!

 
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サクッ♪と2億!

2013-02-13 23:03:22 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いよいよォ、しょうぶのォときがァ、きたッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるぐるがるるるー!」(←訳:虎です!告白準備中の女子さんガンバレー!)

 こんにちは、ネーさです。
 日本全国をショコラが席巻する明日14日を前に、
 本日は敢えて!
 フツーのおやつタ~イム!
 贈りものを選んだり、作ったり、包んだり、でお疲れの皆さま、
 さあ、リラックスのひとときを、どうぞ~♪

  

 『明治』さんの
 《Meltykiss Whips 淡雪キャラメル 冬季限定》!

「めるてィ~!」
「ぐっるるるぅ!」(←訳:キャラメルぅ!)

 

 アイヴォリー色のキューブ型チョコは個包装になっていて――

「こうなッてるのでス!」
「ぐるがるるがるぐるる!」(←訳:溶けにくく崩れにくい!)

 そして、大注目のお菓子をもうひとつ!

  

 『江崎グリコ』さんの
 《期間限定 80周年スペシャルビスコ 発酵バター入り》!

「すぺしゃるゥ?!?」
「がるるるっる!」(←訳:80周年だって!)

  

「なかみィもッ??」
「ぐるがるるる!」(←訳:きらピカリン!)

 どこもかしこもチョコレート♪のバレンタインシーズンですが、
 カカオ豆に含まれる或る種の成分によって、
 チョコレートを食べると頭痛が……という御方もおられることでしょう。
 さあ、そんなときは!
 賢く気持ちを切り替えて、
 刺激の少ないお菓子や
 栄養たっぷりのおやつはいかが~♪
 《80周年スペシャルビスコ》は、特におすすめですよ!
 バニラシード入りのクリーム、
 発酵バター入りのビスケット、
 両方ともとっても美味~!!

「にゅうさんきんもォ!」
「がるるぐっる!」(←訳:2億個だって!)
「だれがァ、かぞえたんだろゥッ??」

 美味しいお菓子を、楽しくいただけるしあわせを噛みしめつつ、
 どうぞ皆さま、
 ステキなバレンタインディを過ごされますよう!


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― TOKYOに点る灯 ―

2013-02-12 23:32:17 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むッ? みぞれがァ、ふッてきましたでス!」
「がるる!ぐるぐるがるるー!」(←訳:虎です!もう雪はヤダよー!)

 こんにちは、ネーさです。
 まぁた雪ダルマさんマークが天気予報で出ちゃいましたね。
 積もりませんように…!と念力をお空に飛ばしながら、
 雪をも解かす勢いで熱々の読書タイムへ!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



        
                  ―― over the edge ――



 著者は堂場瞬一(どうば・しゅんいち)さん、2012年11月に発行されました。
 前回記事では、本格ミステリの正統を継ぐ連作短編ミステリを御紹介いたしましたが、
 この御本は、ミステリのジャンルの中でも、
 ハードボイルドとサスペンスのハイブリッドにして、
 アクションの色合いも濃く、
 この数日TVでしきりにCMが放送されているあの――

「だいはーどッ?!?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:話題の新作映画!)

 ええ、そうね、
 ブルース・ウィリスさん主演の、
 あの人気シリーズを連想してしまう小説作品です。

 でも、物語の舞台は、
 マクレーンさんの最新受難地ロシアや、
 米国の大都市ではありません。
 この日本。
 ここ東京。
 いわば、私たちの“足元”で
 大規模な追跡劇が展開いたしますよ♪

「わわッ!
 びるがァ、はかいィされちゃッたらァ、どうしようゥッ??」
「がるぐるぐるー!」(←訳:橋が爆破とかー!)

 さて、そこまで行っちゃうのかどうか……?
 先ずは主人公さんの動静を探ってみましょう――

 モーリス・ブラウンさん、
 国籍は米国、男性、
 そしてNY市警緊急出動部隊(ESU)の分隊長。

 現役のNY市警の警察官・ブラウンさんが
 日本に滞在しているのは、
 闘うためではなく、破壊するためでもなく、
 お仕事のため、でした。
 大都市東京の治安状況を視察するために
 NY市警から派遣されての来日だったのです。

「ふむふむッ、しさつゥ、でスかァ~」
「ぐるるがるるがる~!」(←訳:お仕事御苦労さま~!)

 かつて日本で暮らした経験もあるというブラウンさん、
 日本語がお上手です。
 その得意技を活かして、視察は順調に進むかに思われましたが……

 ブラウンさん、
 実は、お仕事とは別に、或る目的を抱いて
 日本に来ていたのです。

「あるゥもくてきィ??」
「がるるがるる?」(←訳:お仕事以外の?)

 
 旧友が行方不明になった――

 そう聞かされて、冷静でいられる人間がいるでしょうか?
 何もせず、何も考えないでいられるでしょうか?

 ブラウンさんは行動に出ました。
 視察の合間の休日を利用し、
 消えた友人を捜しにかかります。
 住居、オフィス、雇用関係、交遊録。

 けれど、なにしろ日本はブラウンさんにとって
 《本国》ではない《異国》ですから、ね。

「そうさもォ、うまくゥ~ゆきませんッ!」
「ぐるるー!」(←訳:大変だー!)

 歯噛みするブラウンさんの背後に、
 しのびよる黒い影。

 そして、黒い影を蹴散らす、新たな人物の登場?

「ひゃわッ! じけんでスゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:事件の連続!)

 日本版ダイ・ハード?と言えなくもない、
 緊迫度の高いサスペンスストーリーは
 映像にしたら見映えすること確実!な力作ミステリです!
 映画好きさんに、
 もちろんミステリ小説好きさんにも
 ぜひのおすすめ!

 ブラウンさん、無事にNYへ帰れるのかしら?と心配しながら、
 一気読みしちゃって下さいね~♪

「とうきょうはァ、ぶじィ、でスかッ??」
「ぐるる……がるるるっ?!?」(←訳:たぶん……無事かなっ?!?)
 


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秋から冬の、きらめく《謎》。

2013-02-11 23:14:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 よぞらをォ、みあげればァ、おほしさまッ!」
「がるる!ぐるぐるるがるるる!」(←訳:虎です!オリオン座好きです!)

 こんにちは、ネーさです。
 春が来て、湿度が上がって、黄砂も……となったら
 見えなくなってしまうだろうお星さまたちも、
 今でしたらキレイに観測できますね。
 本日は、星――星座にまつわるミステリを御紹介いたしますよ。
 こちらを、どうぞ~!

  



 
           ―― 犯罪ホロスコープⅡ 三人の女神の問題 ――



 著者は法月綸太郎(のりづき・りんたろう)さん、2012年12月に発行されました。
 御本の題名に『Ⅱ』とありますように、
 2008年に刊行された法月さん著『犯罪ホロスコープⅠ 六人の女王の問題』に続く、
 《犯罪ホロスコープ》シリーズの第二巻ですね。

「おほしさまがァ、てーまッ!」
「ぐるがるるるぐるっ?」(←訳:どのお星さまかなっ?)

 このシリーズ作品でテーマになっているのは、
 ホロスコープ、
 つまり《十二星座》なんですよ。
 『Ⅰ』巻には、牡羊座、牡牛座、双子座……と、
 春から夏の星座をモチーフとした短編小説6作品が収録されていました。
 とすれば、
 こちらの『Ⅱ』巻では――

「あきからァ~」
「ぐるがる!」(←訳:冬の星座!)

 はい、正解です!
 『Ⅱ』巻に収録されているのは、
 天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座、という、
 星座にまつわるミステリ作品です。

 ミステリ、なのですから、
 あまり内容をお話ししてしまうと
 ネタばれになっちゃうおそれもありますが、
 ちょこっとだけ、
 粗筋の一部を御紹介いたしましょう。

 一月から二月にかけての、
 ちょうど現在の星座といえば……はい!テディちゃ、虎くん!

「ふァいッ! みずがめざァ、でス!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:アクエリアスです!)

 アクエリアス、もしくは、アクアリウスとも呼ばれる水瓶座……

 
 名探偵として斯界に知られる法月綸太郎さんは
 友人から相談を持ちかけられました。

 6Lサイズ?の豊かなボディを持つ女装家さんで、
 劇団の看板女優?でもあるドラアグ・クイーンの彼女、いえ、彼は、
 名探偵の名推理を必要としていたのです。
 知人の一家が、
 もしかしたら、犯罪に巻き込まれているのかもしれない……!
 いえ、たぶん、既に巻き込まれている……!!

「それはァ、きけんでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く解決を!)

 探偵・法月さんと、
 法月さんのパパ・警視庁の法月警視。
 父子の捜査と、
 水瓶座はどう関わってくるのか?
 スピーディな展開と、
 意外な《謎》の正体に
 アッといわされます!

 また、他の星座をモチーフにした作品も、
 優れた短編推理作品アンソロジーに選出されていたりと
 とても高度&粒揃いのミステリばかりですよ♪

「おほしさまのようなァ~」
「がるがるぐる!」(←訳:謎のきらめき!)

 貴方の星座は、どんなミステリを抱えているのでしょう?
 ぜひ、この御本で確かめてくださいね!


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ふわふわで、にっこり♪

2013-02-10 22:30:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きゅうじつはァ、おかいものッ??」
「がるる!ぐぅるるがるがる!」(←訳:虎です!ショコラ商戦です!)

 こんにちは、ネーさです。
 バレンタインシーズン真っ只中の今日は、
 ショコラ……ではなくて、
 ちょこっと変わった御本に登場していただきますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



        ―― 3つの基本形からかんたんに作れる ふわふわ羊毛フェルトのどうぶつ ――



 著者は いなだ知紗さん、2011年10月に発行されました。
 こちらは、小説作品ではなく、ノンフィクション作品でもなく、
 “手芸”の御本ですよ~♪

「ふわふわッ??」
「ぐるるる~?」(←訳:どうぶつ~?)

 手芸……
 いやオレ編み物とかしないし~?
 あたしってスゴイ不器用なんです~!という御方も、
 そうドン引きなさらずに!
 この御本に掲載されているフェルトどうぶつたちのお写真が、
 と~っても可愛いんです!
 見ていると、和んじゃうんです!

 
「ちッちゃいぞォ!」
「がるがるるる!」(←訳:ふわふわだぞ!)

 『ユザワヤ』さんや『オカダヤ』さんに通う
 縫い物製作がお得意な方々は御存知でしょう、
 手芸の世界にも流行があります。
 ここ数年、
 じわじわと浸透しているのが、
 羊毛フェルト手芸!

 基本は、手芸店で売っている羊毛や、
 ニードルわた、などを使って作るのですが、
 羊毛に似た動物の毛、でも代用できます。
 ワンコ飼いの方々の中には、
 愛犬くんの抜け毛で
 お人形を作っちゃう器用な手芸家さんもおられるそうですよ♪

「いろんなァ、どうぶつゥ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:作れるんだよ!)

 御本の表紙で
 プラスチックのお目々をキラキラさせているのは、
 キリンさん、ロバくん、
 シマウマくんに、リスくん、ブタちゃん、シロクマくん。

 本文中では、
 さらに多彩な、さまざまなフェルトどうぶつたちが
 その可愛らしさで読み手の私たちをノックアウトいたします。

 ジャワマメジカくん!
 ニホンヤマネちゃん!
 モモンガちゃん!
 ジャージー牛くん!
 シロナガスクジラくん!
 ホーランドドロップ種のウサギくん!

「やまねくんッ、だァいすきィ~!」
「がっるるるぐる~!」(←訳:ラッコくんもいい~!)

 ことに、うっとり~♪させられるのは、
 日本の野鳥たちです。

 まんまるに近い形にディフォルメされた、
 オオルリくん、
 コマドリくん、
 スズメちゃん、
 メジロくん、
 ルリビタキくん……
 鳥好きさん&鳥グッズ好きさんにはたまらない
 《空の宝石》、ですね。

「もこもこッ、でスよゥ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:一家に一羽!)

 観る者の微笑みを誘う、
 愛すべきフェルトどうぶつくんたち!
 眺めるだけでも楽しくなっちゃう一冊を、
 ぜひ、休日の本屋さんで探してみてくださいな~♪


 
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~ TOKYO春のプチ“お菓子“旅《こぼれ話》編 ~

2013-02-09 22:00:09 | くま
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 れんきゅゥッ、でスねッ♪」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!建国記念の日!)

 こんにちは、ネーさです。
 連休初日の今日は、
 御紹介しそびれていたスペシャルな《くまニュース》を、
 さあ、どうぞ~!

  

 ちょうど一週間前に訪れた、
 東京駅地下一階、キャラクターストリートの
 『リラックマストア』さんで
 ついついジィ~っと見入ってしまったのは――

  

 リラックマちゃんとコリラックマちゃんの
 お雛さま~!

「きゃぽゥ~♪」
「がるる~♪」

 しかも!ですよ!

  

 2バージョンあるうちの、
 1種類は、もう完売ですって!

 コリラックマちゃんが男雛、
 リラックマちゃんが女雛の方が人気だったのね!

「わはァ~♪ ほしいィ~!」
「ぐるがる~!」(←訳:飾りたい~!)

 リラックマ雛ちゃんたちは、
 掌に乗っちゃうくらいの小さなお雛さまです。
 たぶん『リラックマストア』さん限定の商品かと思われますが、
 ファンの方々は
 ディスプレイされているお雛さまを
 お店で御覧になってはいかが~♪

  

 もひとつついでに、
 桃の節句に相応しいドリンクを発見しましたよ♪

 『KIRIN』さんの
 《午後の紅茶 EUROPEAN STYLE 春限定 サクラ&ピーチ》!

「ぴんくゥだッ♪」
「がるる~!」(←訳:可愛い~!)

 では皆さま、佳き休日を!
 
コメント
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