「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ、にゃんこのひィ、だそうでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるる~??」(←訳:虎です!クマの日とトラの日は~??)
こんにちは、ネーさです。
今日2月22日はニャンコの日♪
色々な『○○の日』があるようですが、
はたして本日の読書タイムで御紹介する一冊にぴったりの記念日はあるのでしょうか?
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― とっさの方言 ――
著者は小路幸也さん、大崎善生さん他、小説家さん、落語家さん、漫画家さん、タレントさんの皆さん、
2012年8月に発行されました。
全部で74編の、《方言》にまつわる思い出話、考察、言語論が収録されている《言葉》の御本です。
方言――
TV電波が全国を網羅するようになった現代では、
だいぶ土地ごとの方言は減ったとも言われておりますが……。
「むふふゥ♪
そうかなッ??」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:そうでもないよ~!)
そうね、
てっきり、これは全国で使われている言葉なんだろうなぁと思ったら、
他所では、
ええっ?なにそれ?
どういう意味ですか?
ってことになったりして、
自分のローカル度を再認識するのよね。
“言葉のプロ”である小説家さんも、また然り。
御本の第一話、
トップバッターを務めている小路幸也さんは、
北海道の言葉についてこんな風に語っています。
《北海道弁》ってものはないらしい。
いや、地域ごとの言葉遣いはあるのだけれど、
何せ北海道は広いので。
同じ道内や県内に住んでいる場合でも、
ちょっと馴染みのない町村へ行くと、
耳慣れない表現に出会って、はぁっ??と、びっくり!
「ふむふむゥ、せまいィようでェ~」
「がるるるぐる!」(←訳:広いんだ日本!)
東北弁、ことに我が故郷、山形の方言はモテる!
という深町秋生さん。
こどもは親からでなく周囲の環境から言語を学ぶ、
という木地雅映子さん。
大垣(美濃)の方言でイチオシはこれだ!
『ござる』!
ぜひ『ござる』を流行らせたい!という中村航さん。
「ござるゥ??」
「ぐるるがる!」(←訳:いいなそれ!)
北は北海道から南は九州・沖縄、
海外版の方言まで。
人間のいるところ、
方言のタネは尽きませんね♪
どの執筆者さんのお話も楽しく、
予想外の場面でひょっこり飛び出す方言に
ポカンとしてしまう方々の驚き顔が目に浮かぶのですが、
とりわけ笑ってしまったのが、
山梨県出身の辻村深月さん著の『くじら』なる御話。
辻村さんは『くじら』のような三文字の言葉のアクセントについて
山梨式の発音がある、と指摘しています。
けれど、その文章の中で判明するのが、
山梨には
『キャン・ユー・スピーク甲州弁?』
なる御本が存在する、んですって!
「ふあァッ??」
「がるる~!」(←訳:甲州弁~!)
愉快でユニークで、
ゆる~くてユーモラスな《方言》の世界を、
ぎゅぎゅっと煮詰めた貴重な一冊!
活字マニアさん、
《言葉》好きさんに、ぜひのおすすめです~!
あ、多摩弁に言い直しますと、
「よんじゃおゥッ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:読んだるべえ!)
きょうはァ、にゃんこのひィ、だそうでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるる~??」(←訳:虎です!クマの日とトラの日は~??)
こんにちは、ネーさです。
今日2月22日はニャンコの日♪
色々な『○○の日』があるようですが、
はたして本日の読書タイムで御紹介する一冊にぴったりの記念日はあるのでしょうか?
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― とっさの方言 ――
著者は小路幸也さん、大崎善生さん他、小説家さん、落語家さん、漫画家さん、タレントさんの皆さん、
2012年8月に発行されました。
全部で74編の、《方言》にまつわる思い出話、考察、言語論が収録されている《言葉》の御本です。
方言――
TV電波が全国を網羅するようになった現代では、
だいぶ土地ごとの方言は減ったとも言われておりますが……。
「むふふゥ♪
そうかなッ??」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:そうでもないよ~!)
そうね、
てっきり、これは全国で使われている言葉なんだろうなぁと思ったら、
他所では、
ええっ?なにそれ?
どういう意味ですか?
ってことになったりして、
自分のローカル度を再認識するのよね。
“言葉のプロ”である小説家さんも、また然り。
御本の第一話、
トップバッターを務めている小路幸也さんは、
北海道の言葉についてこんな風に語っています。
《北海道弁》ってものはないらしい。
いや、地域ごとの言葉遣いはあるのだけれど、
何せ北海道は広いので。
同じ道内や県内に住んでいる場合でも、
ちょっと馴染みのない町村へ行くと、
耳慣れない表現に出会って、はぁっ??と、びっくり!
「ふむふむゥ、せまいィようでェ~」
「がるるるぐる!」(←訳:広いんだ日本!)
東北弁、ことに我が故郷、山形の方言はモテる!
という深町秋生さん。
こどもは親からでなく周囲の環境から言語を学ぶ、
という木地雅映子さん。
大垣(美濃)の方言でイチオシはこれだ!
『ござる』!
ぜひ『ござる』を流行らせたい!という中村航さん。
「ござるゥ??」
「ぐるるがる!」(←訳:いいなそれ!)
北は北海道から南は九州・沖縄、
海外版の方言まで。
人間のいるところ、
方言のタネは尽きませんね♪
どの執筆者さんのお話も楽しく、
予想外の場面でひょっこり飛び出す方言に
ポカンとしてしまう方々の驚き顔が目に浮かぶのですが、
とりわけ笑ってしまったのが、
山梨県出身の辻村深月さん著の『くじら』なる御話。
辻村さんは『くじら』のような三文字の言葉のアクセントについて
山梨式の発音がある、と指摘しています。
けれど、その文章の中で判明するのが、
山梨には
『キャン・ユー・スピーク甲州弁?』
なる御本が存在する、んですって!
「ふあァッ??」
「がるる~!」(←訳:甲州弁~!)
愉快でユニークで、
ゆる~くてユーモラスな《方言》の世界を、
ぎゅぎゅっと煮詰めた貴重な一冊!
活字マニアさん、
《言葉》好きさんに、ぜひのおすすめです~!
あ、多摩弁に言い直しますと、
「よんじゃおゥッ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:読んだるべえ!)