テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 或る《うどん愛》のものがたり ~

2013-02-19 23:13:45 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 もふふゥ!
 さむいィときにはァ~!」
「がるる!ぐっるるるがるぐるるる!」(←訳:虎です!あったかいもの食べよう!)

 こんにちは、ネーさです。
 まぁた天気が崩れてしまって、寒いよぅ~凍えるよぅ~と御嘆きの貴方へ!
 そんな貴方のために本日の読書タイムでは、
 尊く、また温もりある一冊を御紹介いたしましょう!
 こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 愛の山田うどん ――



 著者は北尾トロさん、えのきどいちろう さん、2012年11月に発行されました。
 『廻ってくれ、俺の頭上で!!』と日本語副題が、
 『Toro Kitao & Ichiro Enokido “AI no YAMADA UDON”』と英題名が付されています。
 湯気ほかほか、熱々のドキュメンタリー!ですよ~♪

「むふゥ! おうどんッ♪」
「ぐるるがるがる~!」(←訳:冬にはいいよね~!)

 そうね、
 寒~い冬……だけじゃなく、一年を通じて食卓の主役となる『うどん』。
 温かいうどん、冷たいうどん、
 色々と手を加え、副菜を添えたうどん――

 著者の北尾さん、えのきどさんには、
 うどんに関する特別な思い出がありました。

   高校や予備校、大学生だった時代、
   或るうどんのお店に足繁く通ったよなぁ……。
   お店の名前は『山田うどん』……。

「せいしゅんのォ、きおくゥ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:思い出の味だね!)

 青春に結びつく懐かしい味は、
 その懐かしさゆえに、
 大人になってしまったいま、
 なんとなく足が遠のいてしまった味、でもありました。
 社会人となった北尾さん・えのきどさん、
 ともに“あの味”を忘れかけていたのですが。

 縁は異なもの。

 ふとした会話から、
 御二方の目は啓(ひら)かれました。

   『山田うどん』!
   え? なに? えのきどさん知ってるの『山田うどん』を?!?
   もちろん知ってるよ!
   北尾さんこそ知ってるんだ『山田うどん』をー!

「だいはッけんッ、でス~♪」
「ぐるるるがるがるる!」(←訳:同好の士見つけたり!)

 そうとなれば御二方、
 突っ走らずにおられましょうか。
 青春の味、
 記憶に残るメニュー、
 流行りの讃岐うどんとは違うボクらのうどんが、ここにある!

 あらためて、知ろう!調べよう!

「もとむゥ!
 やまだうどんあいこうかッ!」
「がるるるるぐるがるるる!」(←訳:語り合おう山田うどんを!)

 『山田うどん』さんの歴史、
 創業者・山田家の人びと、
 そして
 『山田うどん』といえばあのマーク――
 御本の表紙にも描かれていますね、
 黄色と赤のちょい派手めな、
 《かかし》くん!

 関東ローカルなお話だなぁと呆れずに、
 何かしら《青春の味》に思い当る御方は
 ぜひ一読してみてくださいな♪
 食べたくなりますよ~あったかいおうどんを!

「さがしてェみてねッ、やまだうどんッ!」
「がるるぐるるがっるるる!」(←訳:かかしくんが待ってるよ!)



 

 
 
コメント
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