「こんにちわッ、テディちゃでス!
あッちでもォ~こッちでもォ~…」
「がるる!ぐぅるぐぅるぐぅる!」(←訳:虎です!チョコチョコチョコ!)
こんにちは、ネーさです。
バレンタインのショコラ売り場が大盛況だった今日、
読書タイムを盛り上げくれるのは
肝のすわったヒネくれ者さんたちです♪
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― イラストで読む 奇想の画家たち ――
著者は杉全美帆子(すぎまた・みほこ)さん、2014年12月に発行されました。
『奇想』と題されたアートジャンルの御本といえば、
辻惟雄(つじ・のぶお)さん著『奇想の系譜』が
“魁(さきがけ)”ですが、
こちらは、そのヨーロッパ版とでも申しましょうか。
「どこのォくににもォ、いるのでスゥ!」
「ぐるるがるるーぐるる!」(←訳:アウトサイダーさんが!)
辻さんが『奇想の系譜』で取り上げた日本の画家さん――
若冲さんや蕭白さん、蘆雪さんは、近年、大ブレイクしちゃいましたね。
では、この御本の著者・杉全さんが
奇想の持ち主と認定したアーティストさんって、
どんな方たちなんでしょうか?
マイナー?
冷遇されてる?
評価も低い画家さん?
なのかなぁ~と思ったら……。
ヒエロニムス・ボスさん?
アルブレヒト・デューラーさん?
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョさん?
フランシスコ・デ・ゴヤさん?
ウィリアム・ブレイクさん?
オディロン・ルドンさん?
アンリ・ルソーさん?
「ふァ? みんなァ、ゆうめいィでスよゥ!」
「がるぐぅる!」(←訳:巨匠じゃん!)
そうなのよね、
上に記した画家さん、どなたも絵画史上のビッグネーム。
マイナーとか低評価では決してありません。
生存中から大活躍な御方ばかり、でしょ?
けれど、著者・杉全さんは
一歩引いた角度から
巨匠さんたちを見つめ直してみるのです。
例えば、
病弱そうで神経質っぽい人柄だったのかしら?と想わせる
ボスさん(以前はボッシュとも表記されました)。
実はとっても資産家?
絵で稼ぐ必要がないもんだから、
自分の好きなようにガンガン描けた?
それをまたパトロンの王様たちは
喜んで買い上げて、コレクションを作って……
「げいじゅつかはァ、びんぼーじゃないィッ?」
「ぐっるがる!」(←訳:リッチ画家!)
いえ、でもやはり。
ボスさんが、
デューラーさんが、
ゴヤさんが、
それぞれ当時の絵画界のメインストリームであったのかと問うなら、
答えは否なのです。
好んで地獄を描写したボスさん。
水彩画のパイオニアだったデューラーさん。
真っ黒い画にのめりこむゴヤさん。
幻視者ブレイクさん。
超絶天然系のルソーさん。
彼らに、アカデミック、という言葉は似合わない!
「わがみちをォ、ゆくゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:野生児かも!)
次の時代への先駆けでもあった奇想の疾走者さんたちの、
哀愁どころか血気満々?な後姿。
アート好きさんならきっと楽しめる一冊です。
手に取ってみてくださいね~♪♪
あッちでもォ~こッちでもォ~…」
「がるる!ぐぅるぐぅるぐぅる!」(←訳:虎です!チョコチョコチョコ!)
こんにちは、ネーさです。
バレンタインのショコラ売り場が大盛況だった今日、
読書タイムを盛り上げくれるのは
肝のすわったヒネくれ者さんたちです♪
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― イラストで読む 奇想の画家たち ――
著者は杉全美帆子(すぎまた・みほこ)さん、2014年12月に発行されました。
『奇想』と題されたアートジャンルの御本といえば、
辻惟雄(つじ・のぶお)さん著『奇想の系譜』が
“魁(さきがけ)”ですが、
こちらは、そのヨーロッパ版とでも申しましょうか。
「どこのォくににもォ、いるのでスゥ!」
「ぐるるがるるーぐるる!」(←訳:アウトサイダーさんが!)
辻さんが『奇想の系譜』で取り上げた日本の画家さん――
若冲さんや蕭白さん、蘆雪さんは、近年、大ブレイクしちゃいましたね。
では、この御本の著者・杉全さんが
奇想の持ち主と認定したアーティストさんって、
どんな方たちなんでしょうか?
マイナー?
冷遇されてる?
評価も低い画家さん?
なのかなぁ~と思ったら……。
ヒエロニムス・ボスさん?
アルブレヒト・デューラーさん?
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョさん?
フランシスコ・デ・ゴヤさん?
ウィリアム・ブレイクさん?
オディロン・ルドンさん?
アンリ・ルソーさん?
「ふァ? みんなァ、ゆうめいィでスよゥ!」
「がるぐぅる!」(←訳:巨匠じゃん!)
そうなのよね、
上に記した画家さん、どなたも絵画史上のビッグネーム。
マイナーとか低評価では決してありません。
生存中から大活躍な御方ばかり、でしょ?
けれど、著者・杉全さんは
一歩引いた角度から
巨匠さんたちを見つめ直してみるのです。
例えば、
病弱そうで神経質っぽい人柄だったのかしら?と想わせる
ボスさん(以前はボッシュとも表記されました)。
実はとっても資産家?
絵で稼ぐ必要がないもんだから、
自分の好きなようにガンガン描けた?
それをまたパトロンの王様たちは
喜んで買い上げて、コレクションを作って……
「げいじゅつかはァ、びんぼーじゃないィッ?」
「ぐっるがる!」(←訳:リッチ画家!)
いえ、でもやはり。
ボスさんが、
デューラーさんが、
ゴヤさんが、
それぞれ当時の絵画界のメインストリームであったのかと問うなら、
答えは否なのです。
好んで地獄を描写したボスさん。
水彩画のパイオニアだったデューラーさん。
真っ黒い画にのめりこむゴヤさん。
幻視者ブレイクさん。
超絶天然系のルソーさん。
彼らに、アカデミック、という言葉は似合わない!
「わがみちをォ、ゆくゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:野生児かも!)
次の時代への先駆けでもあった奇想の疾走者さんたちの、
哀愁どころか血気満々?な後姿。
アート好きさんならきっと楽しめる一冊です。
手に取ってみてくださいね~♪♪