日本を代表するブルーグラッサー、稲葉和裕さんのご家族が関西テレビ「よ~いドン!」の「となりの人間国宝さん」に出演。 ↓
芦屋の山下徹さんからお贈り頂いた『芦屋芸術』Ⅳ
きれいな色の表紙です。が、絵が表現するものはわたしには解らない。
山中従子さんの詩5篇、何れも丁寧に書かれていて読み応えがありました。読んで、こちらまでが不安感を抱きました。見当はずれかもしれませんが。
遊佐敬憲氏の三作もわたしには不安感を表現しているように思えます。今の時代、どうしてもこういう詩になるのでしょうかね。
山下徹氏の「芦屋川断層」。この人の詩はこれまでも多く読ませてもらっているが、わたし、どうしても馴染めません。まあ、書き手も、読者に馴染んでもらおうとは思っておられないようで、これは好みの問題でしょう。だけど、強い風による雨つぶがベランダの窓を伝うさまの描写は根気よく書かれていて感心しました。で、以前読ませて頂いたものより読みやすかったです。
津田雅敏氏の小説「鴨子ヶ原アーカイブ」。読み始めて、面白くなかったら読むのをやめようと思ったのですが、思ったより面白くて読み進めました。ところが、ある場面から突如わたしにとっては面白くなくなってしまいました。で、途中すっ飛ばして、最後の結論を読みました。すみません。
もっと丁寧に読ませてもらわなければならないのですが、ちょっと私忙しくて…。
創作しておられる人は大きなエネルギーを使っておられるのに、贈ってもらったほうは無責任で、ホントすみません。
最後、あとがきのような「ASHIYA通信簿」というのがあって、その後半がことのほか面白かったのでここにアップします。
これも失礼な話ですね。作品よりもあとがきに感心するなんて。
「芦屋芸術」の同人の方、どうかお許しください。
「輪」の入り口は二重になっている。
一枚開けると、畳一枚ぐらいの小さなスペースがある。もう一枚のドアを開けると店内である。
入ってすぐ右手にこの詩書を今かけている。
神戸の詩人、安水稔和氏の「光のいのち」からの詩書だ。
安水先生ご自身が書かれたもの。
これは10年以上前の「火曜日」研修旅行で、わたしが落札したもの。
そのお金は、会の資金に繰り入れられる。と、話が逸れた。
この春亡くなられた「名筆研究会」の主催者、村上翔雲氏が安水先生に話しておられるのを、もう随分前の「名筆書展」会場で、私、たまたま立ち聞きしました。
こう言っておられました。
「最近、字が良くなって来られましたね」と。
そんなこと、今日はこの書を見ながら思い出しました。
翔雲氏が言っておられたのはこの書ではありません。その会場には名筆の会員さんの書だけが並んでいたのです。今回の「輪」での詩書展にも、「名筆」の会員さんがたくさん見えて下さいましたが、この安水さんの書に、えらく興味を示しておられました。いつも翔雲さんが安水さんの詩を書いておられたので興味がおありだったのでしょう。安水さんの詩は知っているが書は知らなかったわけで。「優しい字」と言っておられました。