喫茶 輪

コーヒーカップの耳

こうべ芸文美術展

2011-10-19 18:51:07 | アート・文化

 この前「詩書展」を見に来て下さった谷部良一さんが、案内状を何枚か「置いておいて下さいませんか」と置いていかれた。ただし、わたしには「あんたは忙しいんやから来たらあきまへんで」とお気づかいを言って下さった。

Img366 今日が初日。行って来ました。

Cimg6969

 その谷部さんの抽象画です。

Cimg6965 遠くから見て、あれが谷部さんのやろな、と分かりました。なかなかオシャレな絵を描く人です。風貌に似合わない(失礼!)。これは絵というより、紙を貼って作ったような作品でした。

行って良かった。わたしの知る人が多く出品されていた。

先ず、八田五郎さん。

Cimg6952 「景」。八田さんはすでにプロなのでしょうね。もうずっと昔に兵庫県の大賞を受けておられたと思う。菅原洸人さんのファンだとも聞いたことがある。そして、この人の奥様、八田光代さんとはわたし昔「地平線」という同人誌を川上美智子さんと三人で出していたことがある。その表紙絵を五郎さんに描いてもらっていた。美智子さんも亡くなったし、もう昔のことです。不思議な縁です。

次に、菅原洸人さん。

Cimg6961 「風見鶏の館」。

ほかの人の作品がみな大作なので、これは小さく見えた。それでも15号ぐらいはあったのでは?重厚感のある洸人さんらしい絵でした。

これは、中西勝さんの「華まばたき」。88歳の作。まだ描いておられるのだ。この人のある会での挨拶が長くて辟易したことがある。ゴメンナサイ。

佐川満男さんが若き日にこの人に絵を習っている。佐川さん、プロの画家を目指しておられたが、歌の方が女の子にもてると判断して歌手になったと聞く。今は菅原洸人さんにアドバイスを受けておられる。随分前に大阪阪急で佐川さんの個展があったが大変な人出だった。今の奥様と電話でお話したが感じのいい人だった。余談でした。

Cimg6963

 これは長尾和さん。

Cimg6967 水彩画、「島に祈る(福江島)」。

長尾さんは阪神大震災詩集(アンソロジー)の表紙を描かれた人。

遠くから見て、あっ、いい絵がある、と思って近づいたら、長尾さんのだった。やはりプロのは違います。

これは中右瑛さんの抽象画。

Cimg6968 「シエリト・リンド」

中右さんは、月刊「KOBECCO」に写楽の話をずっと連載している人。浮世絵収集家としても有名です。

そしてわたしの知らない人ですが、気になった絵を。

藤本元美さんの「川面」

Cimg6955 100号ぐらいはあったと思う大作です。

初め見た時、写真かと思いました。見事な写実です。

これは渡邊明さんの「五月のアトリエ」

Cimg6954 これも大作でした。わたしが魅かれた作品です。

これは小林欣子さんの「潮音」

Cimg6956

これは小倉恒子さんの「花音5-Ⅲ」

Cimg6958

実は、小林さんのと小倉さんのが並んで展示されています。

Cimg6960 このように。

そして、お名前が、

Cimg6957  Cimg6959 わたし驚きました。

わたしの驚き、分かる人には解る。

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桑島さんの思い。

2011-10-19 08:23:59 | 足立巻一先生

 昨日上げた「書標」の中から、桑島さんの追悼文を紹介します。

 肉声が聞こえてきます。

Img363

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