昨夜、将棋会だった。
子どもたち、16人参加。もうこれ以上増えないでほしい。
藤永さんと二人ではこれが限度。
これ以上増えると管理できない。
昨夜でも少々問題が。
ちゃんとした将棋をせずに、二人で、将棋の駒でドミノ倒しをしているのだ。
ちょっと油断するとこれだ。
上級生にこれをやられると、下級生にしめしがつかない。
「そんな遊びは、わざわざここへ来てする必要はありません、どうぞ家でやって下さい。ここは将棋教室です。あなたたち上級生は下級生の模範にならなあかんねんから」と叱ったことだった。
人数が増えるとどうしてもこうした、教室をストレス解消の場にする子が出てくる。
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子どもの部に質問のコーナーを設けている。
中に、将棋とは関係のない質問をする子もいる。
それにも丁寧に答えてやる。
昨夜は「I村さんは、なんでこの前休んだのですか?」と。
「ちょっと話が長くなるけどええか?」と言いながら、
「わたしが生まれたのは昭和18年、1943年です。そして結婚したのが昭和47年でした。それで今年が…」と、結婚記念のフルムーンで…、というような話に。途中、太平洋戦争の話を挟んだりしながらでした。こんなのに子どもたち結構興味を持つんですよね。
後から思ったのだが、この機会に「この旅行はI村さんの子どもたちがプレゼントしてくれたものでした。あなたたちも大きくなったら、お父さんお母さんに、こんなプレゼントをして下さいね。どんなに喜ばれることか」と言ってやればよかったと思ったことだった。
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子どもの部が終わって、大人の部へ。
F原4段と対局。
序盤やや苦戦で、中盤に勝負手を放って、相手が対応を誤り一気に優勢に。
終盤、どうやっても勝ちの局面に。ちょっと自陣に手を入れれば完勝。ところが一気の寄せが見えて踏み込んでしまった。案の定読み落としがあって、「これで詰み」と思って、金を打とうとしたら、そこになんと桂馬が利いていて「あっちゃ~っ!」。大事な飛車を切って行ってしまったので、あえなくそこで投了。それにしても、遠見の角などではなく、すぐそばにいる桂馬の利きを見落とすなんてこれまでにはなかったポカだ。逆転で負けたことより、その見落としの仕方にショックを受けた。「衰えたり!」である。