喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『あと半分もう半分』

2014-05-27 16:56:56 | 

『あと半分もう半分』という面白いタイトルの詩集をお贈り頂いた。

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神戸の詩人、宮川守さんから。
宮川さんとはたしか一度だけお話をした覚えがある。
何かの会で席が隣り合った時。
何かの会と書いたが実は覚えている。
その時話した内容も覚えている。しかしここには書かない。
多分、彼は忘れている。もう随分昔のことだ。
さて詩集。
機知にあふれているというのでもない。切れがあるわけでもない。
ハッと思わせるものも見られない。なにごともなさそうで、普通の呼吸音が聞こえてくる。
ところが、読み進めるうちに、わたしのことを書かれているのではないかと思えてきたり。
共感するんですよね。じわじわと。
作者は、その何気なさを解っていて書き続ける。
したたかと言えるかもしれない。
そう、たしかに、これだけ平凡そうに見える作品を並べられているのに、一つの世界が立ち上がってくる。
存在感のある世界が。宮川ワールドといえるものが。
すでに彼の術中にはまったか。
作品を3篇紹介しよう。

Img621←クリックして拡大して読んで下さい。

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この3篇だけでは術中にはまることもないかも知れないが、雰囲気は伝わるかも。

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海文堂生誕100年まつり

2014-05-27 10:25:51 | 菅原洸人画伯

菅原洸人さんの名前も見える。
これは行ってみなくては。http://gallery-shimada.com/wp001/wp-content/uploads/2014/05/a2ec343f6c26e98318b8cb922d312ff3.pdf

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大谷さんと足立先生

2014-05-27 08:19:09 | 足立巻一先生

今朝の神戸新聞「正平調」に、先日お亡くなりになった大谷晃一さんのことが。

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わたし、その著書『大阪学』に「夕暮れ忌」でお会いした時、ご署名して頂いている。
いつも明るいお顔で出席されていた。いよいよ、足立先生と同時代の人が少なくなってきた。
宮崎先生には、いつまでもお元気でいてほしいものだ。
今年一月に出版の『余生返上』だが、これが大谷さんの最後のご本。

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これのあとがきは「終わりに」と題されている。見事な覚悟だ。
そしてその文の終わりの方に足立先生のお名前が。

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お二人はどちらも元新聞記者さん。

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