お贈り頂いてから随分日にちが経つ。
申しわけありません、川田あひるさん。
「リフレクション」です。大判の立派な詩誌。
数篇の寄稿はあるものの、60頁のほぼ全編、川田さんの作品だ。
実は、この詩誌、一度読み始めたのだが、読み進めるのを躊躇した。
後回しにしたのである。
パラパラと見た時に、これは深く読むと返り血を浴びそうだぞ、と予感がしたからである。やっとこのほど、恐る恐る読み進めた。
これはわたしだけの感覚かも知れないが、やはりノコギリの歯のような、触れれば血が噴き出すような詩が並ぶ。しかし、最初の「耳」という一篇だけは柔らかい。作者は実は、このような詩が書ける人なのだ。
クリックしてお読みください。
血が出るなんぞと物騒なことを書いたが、よく読むとしかし、実は決してそんなことはなく、子スズメが巣の中から外を見てふるえているような感覚もする。いとおしいような気持ちにさえなる。他人の評や感想など何ほどの意味も持たないかも知れないが、川田さん、「どうかご自分をおいとい下さい」と申し上げます。
申しわけありません、川田あひるさん。
「リフレクション」です。大判の立派な詩誌。
数篇の寄稿はあるものの、60頁のほぼ全編、川田さんの作品だ。
実は、この詩誌、一度読み始めたのだが、読み進めるのを躊躇した。
後回しにしたのである。
パラパラと見た時に、これは深く読むと返り血を浴びそうだぞ、と予感がしたからである。やっとこのほど、恐る恐る読み進めた。
これはわたしだけの感覚かも知れないが、やはりノコギリの歯のような、触れれば血が噴き出すような詩が並ぶ。しかし、最初の「耳」という一篇だけは柔らかい。作者は実は、このような詩が書ける人なのだ。
クリックしてお読みください。
血が出るなんぞと物騒なことを書いたが、よく読むとしかし、実は決してそんなことはなく、子スズメが巣の中から外を見てふるえているような感覚もする。いとおしいような気持ちにさえなる。他人の評や感想など何ほどの意味も持たないかも知れないが、川田さん、「どうかご自分をおいとい下さい」と申し上げます。