喫茶 輪

コーヒーカップの耳

高倉健と「運動靴と赤い金魚」

2014-11-20 15:25:00 | 映画
高倉健さんは、ご自身のエッセイ集『旅の途中で』の中で、イラン映画「運動靴と赤い金魚」を見て「物欲まみれになっている国の人々に、経済的に豊かなことと、心が豊かであることがこんなに違うんだということをとても控えめに伝えてくるこの映画は本当にすばらしいと思いました」と書いておられるらしい。
丁度その映画のDVDを最近入手して見たのだが、やはり良かった。
この映画は昔、杉山平一先生のお勧めで三宮の劇場で見たのでした。
健さんの『旅の途中で』を読みたくなってネットで探ったら、えらい高価になってました。それで図書館を調べたら、全て貸し出し中。予約しましたが6人待ちでした。
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『川の畔で』

2014-11-20 15:18:40 | 
木村三千子さんという未知の人から大分前に、詩と随想『川の畔で』をお贈り頂いていた。
なかなかゆっくりと読む間がなかったのだが、このほどようやく。

どうやらベテランの書き手のようだ。「近江詩人会 三ヶ月だけの合評会」という作品の中に「はじめて出席の合評会は昭和27年」というようなのがあって、「井上多喜三郎さんにすすめられての出席だった」とのこと。
興味深く読ませて頂きました。
あとがきなどで知るのだが、婦人下着の店と画廊をキタの新地あたりで経営なさっていて、それを閉じられてから13年だと。
そのことを含めて次の詩を読むと、わたしは大いに共感する。
「残っていくものは」です。“書いていい事と悪い事/書けない部分がいちばん面白く/人間臭いのに”これ、全く同感です。というのも、わたしが昔出した『コーヒーカップの耳』が正にその通りでした。書いてはいけないのでは?というような際どいところ、わたしはかなり書きましたが。しかしわたしも、面白いネタなのにあまりにも生々しくて、やはり書けないこともありました。
そのほかの作品にも同じお客様相手の仕事をしておられたというので共感できるものがありました。
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尊厳死の宣言

2014-11-20 12:46:03 | 健康・病気
昨日、大阪の娘の所のテレビで見たのだが、延命治療についての番組をやっていた。
医療機関が困っていると。
一旦つけた延命治療器具を取り外す時期について、本人の意思が確認できないケースが多々あると。本人の意識がなくなってしまってからでは無理ですね。
治る見込みなく延命治療してもらっても周りの者が困るだけで。
わたしは3年近く前に「尊厳死の宣言書」を書いてます。
これも強制されるものではないでしょうが。
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kohの気づかい

2014-11-20 07:53:40 | 
昨日も大阪のkohの所へ。
大分元気になっていて、三階の一人部屋に見に行くと、読書していた。
下にいるとfumiたちがうるさいのでゆっくり休めず、自ら望んでこの三階の部屋に籠っている。

しばらく一緒に居てやろうとテーブルにあった本をわたしも読み始めた。図書館から借りている『織田信長』、子ども向きの伝記である。
読み始めたら面白く最後まで読んでしまった。
その間にsatoがお母さんと一緒に作ったクッキーを持って上がって来た。すぐに出て行かないsatoに向かってkohは「早く出て行きなさい」と。病気が感染ってはいけないとの心遣い。
その後、わたしも本を読み終えたので「ジーチ、もう下に降りてもいい?」と聞くと「…、ん、どちらでもいい…」と。
実は居て欲しいのだろうが、拘束してはいけないとの心遣い。
そして、わたしたちが帰る時、「また来るからね、早く元気に」と声をかけに行くと、「お母さんに言っといて。お見送りしたあとで、来てねと」と言う。お母さんに用事があるらしいが、すぐにというのではなく、わたしたちを見送ってからでいいというのだ。なんと健気な。
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