喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『発掘 司馬遼太郎』

2015-08-01 17:31:49 | 足立巻一先生
『発掘 司馬遼太郎』(山野博史)という本を読んでいる。


司馬遼太郎さんが交わった10人ほどの人のことが書いてある。
その中に足立巻一先生のページが多く割かれている。20ページ近く。
笑ったのは、司馬氏が書かれた『虹滅記』(朝日文芸文庫版)の巻末エッセイ。


≪足立巻一さんは、やや大柄で質朴な風貌のひとだった。手拭いで頬かぶりすれば、田が何枚あろうと、一人で堰から水を入れ、代掻きをし、田植えをし、水をぬいてりっぱに育てるという面構えをもっていた。≫

文庫版は購入しなかったのでこの文はわたし初めてお目にかかる。なんという的確な描写!

それから印象的なのは、弔辞。司馬さんは原稿なしで弔辞を読まれたのだと。だから残ってないのですね。
わたしも葬儀に参列したので聞いたはずだが覚えていない。お恥ずかしい。
これ、久米勲さんが書きとめておられる。
久米さんは河出書房新社の編集者です。

≪「足立ツァンは、自己のない人だった。人のことを考える人だった。だから足立ツァンと会っていると、自分も足立ツァンになりたいと思うようになり、そうしょうとする。しかし、やはり足立ツァンにはなれないことがあとでわかる。――文学は自己を語るものだが、自己のない足立ツァンの作品が文学になりえたのは、己を無にし、昇華したところで書いたからだ」(略)≫他にも司馬さん、足立先生のためにいい文章を書いておられます。
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絵手紙

2015-08-01 14:40:15 | アート・文化
神戸新聞夕刊の「絵手紙」のページに、多分わたしの知った人の絵が。



しかし、え?もう45歳にもなってるん?
もし間違ってたらゴメンナサイ。
投稿にはなんで年を書かなあかんのやろね。
選者の岩田健三郎さんの版画がわたしの店にあります。
昔、となりのお地蔵様にも来られているのですが、残念ながらその時お会いできませんでした。
この人も宮崎翁の息のかかった人なので一度お会いしたいのだが。
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当たらずの駒

2015-08-01 12:11:48 | 将棋
「宮水ジュニア・将棋教室」でした。
若竹公民館の第4回目。
申し込んで当選していて、今日4回目にして初めてきた子もいました。
子どももみんな忙しい。

10時からですが、いつも早めに行って詰め将棋の問題を出します。
今日も9時35分ぐらいに着いたのですがすでに一人来ていました。

この詰将棋の問題は毎回出します。
井上慶太九段に教えてもらった33手詰め。
子どもが喜ぶ面白い詰将棋です。

そして授業に入って、今日はこんな遊びから。

「当たらずの駒」です。
みんなにやらせて、ある程度時間が過ぎた所で「あとは家でやって下さい」と言って本格的な講座に入ります。
そして後半はいつものようにフリー対局をさせながらの指導。
何人かと駒落ちの指導対局もしました。
暑い中、子どもたち熱心にやってきます。
こちらも元気を注入してもらいました。
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fumi二歳

2015-08-01 08:08:10 | 
昨日のこと。
kohの家にkohの友だちが3人やってきた。
ゲーム機で遊んでいる。
 fumiも覗いている。

そこにsatoがやってきて、 

fumiが「ねーね、のいてくれ」とばかりに。

fumiは今日8月1日が満二歳の誕生日。
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「一人ふえて、夏ビール」

2015-08-01 07:39:59 | 文学
玉岡かおるさんのエッセー、「一人ふえて、夏ビール」というのが大きく今朝の新聞に。

自らの骨折をこのようなエッセーに昇華させる腕前(プロだから当たり前?)と心根。素晴らしい!
用事する家内に全文読んで聞かせてやりました。
ほろりとしますね。
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