大古本市に関する話。
古書籍商業協同組合さんから送って頂いた目録を見ていて「絵葉書・但馬出石鶴山」(明治大正時代)というのが気になった。
それで、サンボ―ホールでの台で探したのだが、わたしは見つけることが出来なかった。
あのような場所に慣れていないこともあって…。
ところが今日、T石さんが持ってきてくださった。
詳細は省くが、会場でわたしが口にしたことを覚えて下さっていてのこと。
そのハガキ。
画質を落としています。実際はもっと鮮明。
松の木の上に鶴が5羽止まっています。
写真を出石出身の家内に見せると、あっさりと「袴狭のとこの…」と写っている山の場所を言う。
家内の実家に近い山だった。わたしも車で数限りなく通っている。
「鶴の居る山」という普通名詞ではなく、「鶴山」は固有名詞なのだと。
ここでいう「鶴」とは実は「コウノトリ」のことである。
家内が子どものころは、家の裏山の松の木にも巣があったという。
珍しくもなんともない鳥だったと。田んぼで悪さをする鳥だったと。
かつて文人知事といわれた坂本勝さんに『知事の手帖』(のじぎく文庫・唱和33年)というのがある。
その中の「コウノトリ由来記」にこんな記述がある。
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《兵庫県の但馬地方に、昔からツル山と呼ばれる山があって、そこの大樹のいただきに、たくさんの鳥が棲んでいた。人々はこれをツルだと思い込んでいた。》
絵葉書は、ここに書かれたツル山のことです。
家内はすでに子どものころからコウノトリと呼んでいたというが。
古書籍商業協同組合さんから送って頂いた目録を見ていて「絵葉書・但馬出石鶴山」(明治大正時代)というのが気になった。
それで、サンボ―ホールでの台で探したのだが、わたしは見つけることが出来なかった。
あのような場所に慣れていないこともあって…。
ところが今日、T石さんが持ってきてくださった。
詳細は省くが、会場でわたしが口にしたことを覚えて下さっていてのこと。
そのハガキ。

画質を落としています。実際はもっと鮮明。
松の木の上に鶴が5羽止まっています。
写真を出石出身の家内に見せると、あっさりと「袴狭のとこの…」と写っている山の場所を言う。
家内の実家に近い山だった。わたしも車で数限りなく通っている。
「鶴の居る山」という普通名詞ではなく、「鶴山」は固有名詞なのだと。
ここでいう「鶴」とは実は「コウノトリ」のことである。
家内が子どものころは、家の裏山の松の木にも巣があったという。
珍しくもなんともない鳥だったと。田んぼで悪さをする鳥だったと。
かつて文人知事といわれた坂本勝さんに『知事の手帖』(のじぎく文庫・唱和33年)というのがある。
その中の「コウノトリ由来記」にこんな記述がある。
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《兵庫県の但馬地方に、昔からツル山と呼ばれる山があって、そこの大樹のいただきに、たくさんの鳥が棲んでいた。人々はこれをツルだと思い込んでいた。》
絵葉書は、ここに書かれたツル山のことです。
家内はすでに子どものころからコウノトリと呼んでいたというが。