「神戸の百人色紙展」に、六車明峰氏が出品しておられる書ですが。
その短詩。
小さな火に見合う
小さな湯気が
一日中上がっている。
これは拙著『触媒のうた』の「あとがき」の中で使った言葉。
《拙著に署名を求められるとわたしは、この詩を書き添えることにしている。
ある時、翁がわたしに言われた。「あなたの”小さな火“の本当の意味を解るのはぼくだけだ」と。わたしは平静を装いながら、胸の中に熱いものが込み上げてきた。
わたしには、宮崎修二朗翁の”触媒“という一見無機質な言葉からうた声が聞こえてくる。そしてその中には、わたしにしか聞こえない調べがあると思っている。》
そこで、六車氏がご自分の書に添えられた言葉。
《今村さんの詩に込められた心を表現しようと試みた。詩は人なりか。》
わたしの心はこの書ほど清澄ではありませんが。
六車さん、ありがとうございます。

その短詩。
小さな火に見合う
小さな湯気が
一日中上がっている。
これは拙著『触媒のうた』の「あとがき」の中で使った言葉。
《拙著に署名を求められるとわたしは、この詩を書き添えることにしている。
ある時、翁がわたしに言われた。「あなたの”小さな火“の本当の意味を解るのはぼくだけだ」と。わたしは平静を装いながら、胸の中に熱いものが込み上げてきた。
わたしには、宮崎修二朗翁の”触媒“という一見無機質な言葉からうた声が聞こえてくる。そしてその中には、わたしにしか聞こえない調べがあると思っている。》
そこで、六車氏がご自分の書に添えられた言葉。
《今村さんの詩に込められた心を表現しようと試みた。詩は人なりか。》
わたしの心はこの書ほど清澄ではありませんが。
六車さん、ありがとうございます。