喫茶 輪

コーヒーカップの耳

富士正晴記念館へ

2019-04-06 16:09:27 | アート・文化
思い立って富士正晴記念館へ行ってきました。

初めてです。 



わたし、小さな用事が多いので、ちょっと時間の隙間が出来たら、パッと動いてしまうのです。
昔もそんなことがよくあって、
赤穂市上郡の川上美智子さんを訪ねた時も、そうしてびっくりさせたのでした。
丹波の畠中藤次郎さんを訪ねた時も、北条の高見清二さんの時もそうでした。
みなさんにびっくりさせてばかりで。
でも、そうしたからこそ、お会いできたとも言えて、このお三人とも今はありません。

で、今日は記念館の展示を見ることもですが、第一目的は館長の中尾務さんにお会いすることでした。
ところが今日はお休みをしておられてお会いできませんでした。
突然行くとこんなことがあるのは致し方がありません。
また機会があればということで。





帰りに乗ったタクシーですが、680円でした。
700円出して、ちゃんと20円、おつり頂きました。
そしたら、領収証とポケットティッシュをくださいましたよ。

わたし、あまりタクシーに乗る機会はないのですが、こんなのは初めてでした。
こうして領収証を戴ければ、忘れ物をした時もあわてなくて済みますねえ。すぐ連絡がつきますから。



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『雑誌渉猟日録』を読む⑩

2019-04-06 07:55:56 | 『雑誌渉猟日録』
『雑誌渉猟日録』を読む⑩です。

「あとがきにかえて」より抜き書き。

《今後も新たな出逢いを期待して古本屋に足を運ぼうと思う。読者の皆さんも各々の「マイ フェイバレット ポエット」に出逢い、探求されることをお勧めします。》

《さて、私は昔から機械音痴なので、ワープロもパソコンも全く使えず、未だに原稿をシコシコと手書きで書いている。》

これは逆にスゴイことだと思う。わたしなら到底無理だ。

《執筆に際し、今回も多くの方々にお世話になりました。(略)『風神』の資料を送って下さった詩人、今村欣史氏にも…。お名前はあげませんが、本文で取り上げた詩人たちからのお便りやご親切にも忘れがたいものがあります。》

《こうして書いてきますと、一冊の貧しい本をつくるにも、何と多くの方々の御力添えがあって成り立っているのか、と改めて感慨深いものがあります。あとは読者の皆さんが本書を読んで少しでも楽しんで下さり、探書の参考にもしていただければ、まことに幸いに思います。高橋輝次 二〇一九年二月一七日 》

と、こうして一冊読んできたのですが、わたしは、わたしに関することだけをここに書いてきました。
それでもこれだけの記事になりました。
だから、この京阪神に住む詩人文人は、その人個人に関することだけでも多くの情報が詰まっているということです。
それと思うのは、著者の高橋さんが、詩を愛し詩人を愛しているということがよくわかります。
これだけ好意的に詩を読んでいる人は滅多にないと思います。
ご自分は詩を書かないのにです。
そして、その文体。お人柄同様に、ゆっくりとぼつぼつ歩くと言った感じで、急きも慌てもせずに叙してゆくさまが微笑ましくさえあります。
それは詩と詩人を愛しておられるからに違いありません。古本屋での新たな詩人との出会いを、心から楽しんでおられる様子がよくわかります。
これは詩人必読の書といっていいでしょう。
いや、楽しかったです。高橋さんありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
また新たな発掘渉猟を期待しております。
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