喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『六甲』2019年4月号

2019-04-18 11:21:46 | 本・雑誌
短歌誌「六甲」4月号です。


「六甲」の代表をしておられる田岡弘子さんの歌がいいなあ。

「ひそかなるものこそよけれ名もなきと言はるる草に花咲く野道」

「葉ばかりの水仙ながら申し訳ございませんと一輪咲いて」

「締切りに追はれて日日を過ごしをり命の締切り知らないままに」

これわたし身につまされます。

そしてこれ。ユーモラスです。
「白き雲てんやわんや青空に浮かびをり今日は白雲祭りか」
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「読者文芸」2019・4・17

2019-04-18 08:47:38 | 
昨日の読者文芸欄の特選作ですが。

←二段階クリック。

西野和豊さんの「夕日」です。いいですねえ。

選者の時里氏の評です。
「夕日の力強さに心揺さぶられるという心情には意表をつかれた。ふつうは力衰えていくイメージにとらわれてしまうもの。作者の生きる姿勢がその夕日のイメージを覆した。」

わたしも同じ思い。
前半、もう少し整理できるかもしれないが、「米寿を越えれば」以下の後半が素晴らしいですねえ。
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