喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『最後の恋文』

2021-05-22 15:31:05 | 出久根達郎さん
雨が続いて運動不足になっていたが、久しぶりにお日様が顔を出し、待ちかねてのウォーキング。
図書館まで4300歩。
スッと返してスッと借りて帰ってくるのもなんだし、ちょっと随想の棚を見てみると、出久根さんの、わたしが所持していない本があった。
写真右端の『随想 最後の恋文』。
2005年三月書房発行の文庫本型箱入り。
これと同じ型の三月書房の出久根さんの本、わたし所持しています。
それが左の二冊。『半分コ』は2014年刊。『赤い糸』は2015年刊。
どちらも識語署名入りです。出久根さんから贈っていただいたもの。
『最後の恋文』読み始めましたが、面白い。あっという間に読み終えそうです。
出久根さん、購入しなくてすみません。

『コーヒーカップの耳』
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『多島海』39

2021-05-22 11:45:01 | 
神戸の詩人、江口節さんからお贈りいただきました。



詩と散文の同人誌です。
B6版の手ごろな大きさ。スキャンもしやすいです。
彼末れい子さんの「アドレス帳」です。
←クリック。
面白いですねえ。といってはいけないか。
わたしにも身につまされる話です。《誰と話すか 誰と会わないでおくか》なんてね。

これは江口さんの「「星の生れる家」」。
←クリック。
上質の童話を読むような趣があります。
《詩は そのように  夜空に放たれているのではないだろうか》
そう思いたいですね。

ほかに散文で、森原直子さんの「春の日に」がしみじみと良かった。

それから、彼末れい子さんの「マスクをはずして考えた」の中の一節(説)。
要約します。
《厚生労働省が発表した「人口動態統計速報」。
昨年の1月から11月までの日本の死者数、125万人。一昨年と比較して約15000人の減。
11年ぶりに前年を下回るのだと。
新型コロナでの死者数が増えているにもかかわらず、死者数が減るのは、先進国では日本のみと。
しかも年寄りの死者数が減ったというのだ。
その理由の一つに「病院に行くのを控えた。だから医療ミスや過剰医療による患者の状態が悪化するということが減った」と。》

要するに「病院に行かない方が死者は減る」という話(これは東洋医学の先生の分析なので、うがちすぎの気もするが)。
ただし、次のようにも書かれている。
《実は第二理由が大きい。事故や病気で病院に行かなくてすむように、それぞれが自分の健康を守るために自覚的な行動をとった結果だということである。広い意味でのセルフケアが行われたといえるのである。》と。
コロナが流行って死者数が減ったとは皮肉だ。
しかし、がん検診を受ける人が減っていたり、病気の人が受診を控えたりで、今後死者が増加しないか心配ではある。

『コーヒーカップの耳』

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