喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『母の眉』

2023-09-14 11:12:26 | 
朝倉裕子さんの詩集『母の眉』(朝倉裕子著・編集工房ノア・2023年9月刊・2000円)です。



朝倉さんは以前、安水稔和先生の「火曜日」での同人仲間でした。
鋭い感性の詩を書く人でした。
今は以倉紘平さんの「アリゼ」同人。

先ず「あとがき」を。


ということで、お母さんの晩年8年弱を共にした暮らしの中から詩を紡ぎ出しておられる。
読んでみて、以前より言葉が柔らかくなった感じがします。

これは「病室にて」という作品。

「麻痺のない方の手をそっと握ってみる」に思いが溢れる。
ごく晩年のお母さんとの文字通りの触れ合い。

もう一篇。
「母の眉」。
いい見送り方をされたのだ。
そしてこのような詩集に昇華して。
最後の親孝行をお母さんはあの世から喜んでおられるでしょう。

『コーヒーカップの耳』(朝日新聞出版刊) おもしろうてやがて哀しき喫茶店。

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「ひようご詩の講座」

2023-09-14 08:18:37 | 
今朝の神戸新聞。

兵庫県現代詩協会主催の詩の教室「ひょうご詩の講座」の記事です。
写真右端は事務局の野口幸雄さん、真ん中は高木敏克さん、左は大橋愛由等さん。
初回の講師は神戸新聞文芸欄詩の選者の時里二郎さん。
これは初心者には楽しみな講座です。
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