必要があって、またドリアン助川さんの『確かなリスの不確かさ』を開いています。

動物哲学物語が21篇載っているのですが、その中の「キツネのお姉さん」という物語。

この本は元々「動物哲学童話」のタイトルで連載されたものなのですが、本になる時に「童話」が「物語」になりました。大人の童話ということです。
ということで、物語は易しく読み易いのですが、やはり中に哲学的な言葉が散りばめられていて、その部分は少し硬い感じがします。
それも著者のドリアンさんは織り込み済みなのでしょう。
こんな言葉が。
《生の充実》《自己は自己で完結せず、他者とつながる「間柄」のなかで息をしているのです。》など。