山口県の瀬戸みゆうさんからお贈りいただきました個人誌『半月 すおうおおしま』10+3号です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/17/c3ed828a9c455c9aa57f3cd4df91788a.jpg)
44ページの中に短編小説が4編。
瀬戸さんの著書は以前に『周防大島の青い海』(編集工房ノア刊)という小説集を読ませていただいたことがあり、感動を受けたのでした。
だからその実力のほどは知っております。
昨日須磨へ行くのに電車の中で読もうと携えて行きました。
車中往復一時間ほどですので、全部は読めませんでしたが、もう少しで乗り越しそうになりました。
帰ってから残りを読ませていただきました。
面白かったです。期待通りでした。
最初の「金恵淑さんのJスルーカード」のラスト二行《金さんからもらったJスルーカードは誰○○○○○ことがない。今も○○○○○してある。》
次の「鷲田先生の白いスーツ」のラスト一行。《何も知らない人は○○○だ。》
三作目「刺す」のラスト三行。《わたしたちは電話を切った。すでに真夜中の三時を回っていた。律子は今夜もきっと頭の中で彼を○○○のだ。今夜こそ、きっちりと○○○○。》
○○の部分はご想像ください。
みなそれぞれに趣の違ったスリルを味わわせていただきました。
そして最後の「片上の上の山のこと」は最も長い作品。
作者が今住んでおられる周防大島の中の小さな範囲の、昔からの風習因習などが、幼友達の口を通して事細かに語られる。
部外者には少し冗長な場面もありますが、この地の歴史の記録として貴重なものになる作品だと思いました。
瀬戸さん、貴重な一冊有難うございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/17/c3ed828a9c455c9aa57f3cd4df91788a.jpg)
44ページの中に短編小説が4編。
瀬戸さんの著書は以前に『周防大島の青い海』(編集工房ノア刊)という小説集を読ませていただいたことがあり、感動を受けたのでした。
だからその実力のほどは知っております。
昨日須磨へ行くのに電車の中で読もうと携えて行きました。
車中往復一時間ほどですので、全部は読めませんでしたが、もう少しで乗り越しそうになりました。
帰ってから残りを読ませていただきました。
面白かったです。期待通りでした。
最初の「金恵淑さんのJスルーカード」のラスト二行《金さんからもらったJスルーカードは誰○○○○○ことがない。今も○○○○○してある。》
次の「鷲田先生の白いスーツ」のラスト一行。《何も知らない人は○○○だ。》
三作目「刺す」のラスト三行。《わたしたちは電話を切った。すでに真夜中の三時を回っていた。律子は今夜もきっと頭の中で彼を○○○のだ。今夜こそ、きっちりと○○○○。》
○○の部分はご想像ください。
みなそれぞれに趣の違ったスリルを味わわせていただきました。
そして最後の「片上の上の山のこと」は最も長い作品。
作者が今住んでおられる周防大島の中の小さな範囲の、昔からの風習因習などが、幼友達の口を通して事細かに語られる。
部外者には少し冗長な場面もありますが、この地の歴史の記録として貴重なものになる作品だと思いました。
瀬戸さん、貴重な一冊有難うございました。