出久根達郎さんの『一千字のあとや先』。
田山花袋の「田舎教師」の項にこんな一行が。
「鉛筆を倒(さかさ)にして、ゴムでゴシゴシ消したら」。
出久根さんはこんな風に解説しておられる。
「小説は明治三十四、五年を描いている。消しゴム付きの鉛筆が、すでにあったのだ。」
そういえば最近はあまり見なくなったなあ、と思って、ふと傍らの筆立てを見たら、あった。
田山花袋の「田舎教師」の項にこんな一行が。
「鉛筆を倒(さかさ)にして、ゴムでゴシゴシ消したら」。
出久根さんはこんな風に解説しておられる。
「小説は明治三十四、五年を描いている。消しゴム付きの鉛筆が、すでにあったのだ。」
そういえば最近はあまり見なくなったなあ、と思って、ふと傍らの筆立てを見たら、あった。
