喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『虹の歌声 卒寿を超えて』

2024-05-04 11:47:17 | 本・雑誌
楢崎秀子さんからお贈りいただいた。


エッセイ集『虹の歌声 卒寿を超えて』(楢崎秀子著・編集工房ノア刊)。1800円+税。

この人は十数年ぐらい前に一度「輪」にご来店下さったことがある。
そして以前にもこのブログに何度か書いている。

「雲の上の寺」。

「美しい調和」。

「八十路の初詣」。

もっと書いていると思うが、スーパーレディーといっていいだろう。

今回の「あとがき」です。

「もうこれが最後と思っている」とあります。
いやいや、そんなことはないでしょう。
この人はまだまだ書く人です。
現在93歳。100歳は通過点でしょう。

卒寿の時のお写真です。


高校の教師をしておられたのだが、58歳で退職し、有料老人ホームに入られる。
そしてこんなことを書いておられる。
「私が言いたいのは、『有料老人ホームというのは、よれよれになってから入る所ではなく、ある程度元気なうちに、ホテル感覚で、(できればそれなりの目標を持って)入る所だ』ということである。」
う~ん、それが理想かもしれないけれど、だれもがそうできることではないですよね。

しかしお元気な人だ。
こんなことをなさっている。
《書、随筆、コーラス、俳句、絵手紙、グラウンドゴルフ、情報誌編集、そしてパソコンでのカードゲーム。》

やはり100歳は通過点だ。

体力、気力の衰えている人にはこの本、お勧めです。
わたしも改めて元気づけられました。
楢崎様、ありがとうございます。


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『新怪魚』153

2024-05-03 17:51:13 | 
三田市の詩人、今猿人さんからお贈りいただいていた詩誌です。



色々忙しかったので、今日やっと読ませていただきました。
今さんのページ。

「鳥たち」のこの「青い鳥」とはなんなんでしょうか?
わたしにはつかみどころがありません。それが作者の狙いかも。ちょっと宗教的でもあります。
人の命の根源に触れるような。
「シエスタ」は昼の転寝から目覚めた時の一瞬をとらえて共感させられます。見事なものです。ヒグラシの鳴き声も効果的。
と偉そうなことを書きましたが、当たっているかどうかは分りません。

今さん、ありがとうございました。
また、先日の「朗読会」には、お忙しい中、よくぞお出で下さいました。ありがとうございました。
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再び作成「体験記」

2024-05-03 15:23:53 | 健康・病気
本を一冊手作りした。PCとプリンターで。



『放射線治療体験記』。53ページ。
昨年秋、何冊か作って必要な人に差し上げた。
そして一冊はわたしの前立腺がんの主治医、K紺屋先生に差し上げた。
すると大いに喜んで下さって「待合室に置いて、皆さんに読んでもらってもいいですか?」と。
以下、いただいた手紙の一部です。
《(略)興味深く、また面白く拝読させていただきました。がんと診断され、その治療に臨まれる患者さんの心中は如何ばかりか…、察してあまりあります。それを知性とユーモアさえ交え、客観的に記述されておられることに脱帽しました。(略)
診療を通じて患者さんとの交流はありますが、患者さんの目線でみた我々の治療がどのように映っていたのか、非常に参考になり、スタッフ一同で回し読みさせていただきました。今後の診療に反映できればと考えております。本当に貴重な著書・資料をありがとうございました。(略)》
ところが大切な人を忘れていたのに気がついた。
かかりつけのRクリニックの先生に差し上げていなかったのだ。
元々はここの先生に明和病院を紹介されたのだった。
近々、Rクリニックを受診することになっている。
その時にお渡ししようと思って久しぶりに作った。
体験を赤裸々に綴っている。恥ずかしい場面もある。
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鐘の音を合図に

2024-05-02 23:39:27 | ドリアン助川さん
「信行寺」での「朗読会」だが、
ドリアンさんと控室で開始時間を待っていた時のこと。
お寺の鐘の音が聞こえてきたのだった。



大きな音ではない。
少し控えめの音。
それがやさしく鳴り響いた。
へえ?こんな時間に鳴るのか?と思っていた。
ドリさんは後で、
「ボクらは誰が鐘をついているのかも知らず、ありがたい響きですね、などと話していましたが、まさか今村さんのお孫さんだったとは。なにもかもが、人の温もりのなかにある朗読会でした。」
とおっしゃった。
司会の久保さんは、
「開演10分前には、ドラの音のように、ご住職が見守る中、今村さんのお孫さんがお寺の鐘を鳴らしてくれました。邪気を払い、出航できました。」と。
わたしもまさか、fumiが鳴らしているとは思いもしなかった。




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ドリアン助川さんのFBより

2024-05-02 13:53:32 | ドリアン助川さん


ドリアン助川さんのフェースブックからコピーさせていただきました。

4月27日(土)西宮の信行寺さんにて、詩人の今村欣史さんと朗読の二人会を行いました。
今村さんが詩集『コーヒーカップの耳』を刊行された際、神田神保町で行う予定だったのですが、
突然のコロナ禍のために中止となってしまった「幻のイベント」でした。
約束から、4年越しの実現です。
信行寺さんのご住職、法顕さんのご厚意により、本堂にて60余名のお客様を迎えて、今村さん、ボクの順で朗読と話をさせていただきました。
司会進行のアナウンサー、久保直子さんの透んだ声が出航の合図となり、
また、今村さんの温かな語りが本堂と同じ大きさにまで広がり、参加者全員が一つの大きな器に乗って、
春本番の光の中を漂い流れていくような朗読の会となりました。
背後では、仏陀も微笑んでいらっしゃいました。
ご参加してくださった皆さん、ありがとうございました。




超お忙しい中、横浜から来てくださったドリアンさんに感謝です。
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7年前『触媒のうた』

2024-05-01 11:19:56 | 触媒のうた


7年前の今日の日記です。「触媒のうた」
もう7年。
まだ7年。

もしご興味がおありの人がおられましたら、私のところに少し在庫がありますのでお送りいたします。『触媒のうた』
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いまむらファミリー

2024-05-01 07:26:03 | ドリアン助川さん
先日27日のドリアン助川さんとの合同朗読会だが、ご来場の人たちに「いまむらファミリー」をお褒め頂いた。
姫路の息子は当夜、元町のライブハウスに出演が決まっていたのだが、代役を頼んでもらってこちらの方に来てくれ、動画などの撮影係をやってくれた。
大阪の娘は会場でいろいろ雑用をしてくれ、受付を担当。



高校一年の孫娘も受付で書籍販売などをやってくれた。
もちろん妻は来場者へのご挨拶など大活躍してくれた。
子どもたちには「どうしても」と頼んだわけではない。
わたしたち老夫婦を放っておけないと思ったのだろう。
放っておけば何をやらかすか分からないと思ってくれたのだろう。「何か手伝うことない?」と言ってくれてのことだった。
そのほかの親族も色々協力してくれた。
人生でこんなにうれしかったことはなく、つくづく幸せを感じたことだった。
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