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佐渡汽船両津港ターミナルを下りたら、南線と呼ばれる路線を加茂湖岸沿いに進むと良い。国道では無いが、路線バスも通る島内では重要な県道である。
加茂湖沿いの道もそろそろという頃、右手加茂湖岸に道の駅が見えてきたら到着したも同然である。何しろ道路を挟んで両者は相向かいの位置にあるからである。
上演が予定されている時でもなければ、ここは静かなものである。庭を含めて敷地は大きくないので、通りからすぐに舞台である。写真下の文は舞台前にある説明書きから。
Photo-02
【本間家能舞台】
本間家は戦国時代当地にあった城主の家柄とも伝えられ、戦乱の難を逃れた本間家の末裔秀信は寛永一八年(1641)奈良で能楽を修めて帰着。 享保五年(1711)佐渡奉行所より能太夫を委嘱され、爾来今日まで佐渡における宝生流能楽の中心となっている。
能舞台は明治一八年に再建されたと言われ、舞台建築には禅宗の影響を受けた唐様建築の扇垂木手法が用いられ、床下には音響効果を高めるため瀬戸産の瓶が一対埋められていることなどもこの舞台の大きな特色であろう。
明治維新により幕府の庇護を失った能楽界の余波はこの舞台の建築にも及び、鏡板などの材質が極度に落ちていることなどからも当時の能楽界の有り様がうかがえる。
昭和四六年に佐渡市文化財、平成九年には新潟県有形民俗文化財の指定を受けた。
新潟県教育委員会・佐渡市教育委員会
附記:以前『本間家能舞台と百選』と題した記事(2005.05.27)もある。
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写真撮影:2006:08.15 佐渡市
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2006年 地理の部屋と佐渡島 sadotiri
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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朝から反応するのは、能舞台ですね・・・(笑い)。板戸がはずされ、オープンになっていると、なお良し・・・ですか??
>板戸が..。
そうですよね。常時管理者がいるの
ではなさそうですから、しかたない
のです。
ここがあくことがあれば、上演があ
る時。紹介したいものです。
高濱虚子の句碑が・・・
佐渡市吾潟 本間邸 能舞台前
『或時は江口の月のさしわたり』の句碑が建立されているとか?・・・
貴サイトで虚子の句碑を見て思い出すものがありました。
たぶんそうではなかったかと..。
能舞台入口の右手になのです。
>『或時は江口の月のさしわたり』
ということは、何かでもう調べがついたのですか?