ようこそ。地理の部屋と佐渡島へ。858
この日のこの田はコンディションの良い方でした。
Photo-01 ある程度進んだ風景を先に紹介します。とにかくこの田は順調でした。
この稲はコシイブキという品種です。売ってお金にするにはコシヒカリの方がよいのですが、実家では少しコシイブキも作っているのです。コシヒカリより収穫期は早い品種。
さて、21日は順調でしたが、22日は最悪の事態へ。残していた田が柔らかいのです。有る程度は前日に作業を入れて、田の状態好転の期待をしていました。がしかし、翌朝行った段階でこれは半分は行けてももう一枚がたぶんだめだなと。そしてその予測はやはり当たったのです。
兄も甥も基本僕と同じ様なもの。専業で農作業をできる身ではありません。ウィークエンドファーマーです。週末というタイミングに歯車がうまく合ってくれることを願う運命共同体なのです。 今回は予定していた田の一枚がそれには合いませんでした。とにかくコンバインを入れてすぐにはまってしまいました。判断をはやく出せる意味で悪くはなかったのですが、コンバインの救出とその後の清掃には手間がかかったはずです。僕は途中で長岡に向かったので..。そして、その翌日23日はどうなったのか..。
Photo-02 田に機械が入る時は少し緊張します。
Photo-03 順序が前後しています。実りが浅いのかも知れないです。
Photo-04 縁を一条手刈りしています。
Photo-05 ヤンマーGC221 今年も頼む。
Photo-06 こうして籾が乗ります。順調です。これを運ぶのが僕の仕事です。
Photo-07 オペレータのメインは甥っ子です。
Photo-08 刈り取った籾。このあと乾燥機にこれを運び入れるのです。
【専業農家と兼業農家】
たいした面積を持たず、自家消費にくわえて僅かばかりの出荷米を持つ農家です。果たして農機の維持管理などを考えたら赤字じゃなくて済むのかなぁと言うことが気になります。
誰かに田を預けようか? と思いましてもそう思う有に預かってくれる人もいません。そこでやむなく大多数がウィークエンドファーマーとなるのです。父祖伝来の土地を荒らせないですから。たぶん大概の方が日曜日のみというサンデーファーマーという状況であるかも知れないです。こうだと有る意味いたましいです。
でも、米の生産。
やはり日本農業の根幹でしょう。食糧安全保障の観点からも譲れない部分がありましょう。戦略的で経済性と生産性の追求ができる母体(団体など)に生産を。農地を株と同じで出資するというスタイルができないものか。浅はかな知恵かも知れないのですがいつも思うことです。良質な作物を専業集団が作るのが一番効率的です。そして、それを土地の若者達を主たる労働力として従事できないものかと..。
それでも、こうして田に出ることでいつもの週末にはない気分も味わっています。久しぶりに完全に仕事のことを忘れ、目先の田仕事の終わり方だけを考えたりしました。空気も良いし、天気も良い。都会の皆さんにはたぶんこの雰囲気は...(大笑)。
---------------------------------------
写真撮影:2013.09.21
---------------------------------------
2013年 地理の部屋と佐渡島 yokoso_858
---------------------------------------
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
---------------------------------------
おっしゃるとおりの状況は、田舎が抱える難題ですねー!
実家は農協とは別に、半共同体の組合作っています。
長兄は会計を10年以上担当。
他にPC管理する人がいなくて、仕方無いと(-o-;)
これとて高齢者は先が見えています。
地理佐渡さまの慨嘆が、他人事で無いです。
40年程前までは、隣近所和気あいあいの内に田植えから稲刈りまでこなして来ましたが、各家庭の事情や子供の考えも都会に依存した事により跡継ぎが居なくなったのが現状でしょうね。
鎌を持って稲を刈るには、範囲が広くかと言って機械を導入して本格的にやるには狭い田に各自苦労するでしょうね。
今日は、コメが重く成ってしまいました。スミマセン。
此方は夜は今一寝苦しい様ですが朝は大分涼しくなり爽やかな気候に成って来ました!
何をするにしても丁度いいのは今の時期からで~す。
*稲刈りのお手伝いご苦労様です!
無事に「泥落とし」が出来ると良いですね。
('_')今朝は四国巡礼旅Ⅱの続きをアップしてますので観光気分で気楽に御覧頂ければ幸せます。
('_')閲覧の感想コメントを頂ければ嬉しいで~す!
!(^^)!それではまたお伺いします・・・バイ・バ~ィ!!
昔はすべて手で刈っていました。
近所の人がお互い協力してやっていました。
その協力体制は確か「いい」といっていたと
思います。
貸し借りなしで最後は帳消ししていたようです。
コシイブキという品種は初めて知りました。昔は、おばあちゃん(農家本家)に稲刈りでハサかけに手伝いをしたことが懐かしいです。
(PS)久しぶりに洋楽コーナー更新です。キッスじゃ地理佐渡の趣味と違いそうですね。(笑)
>粒粒皆辛苦。
この一行に凝縮されているようですね。
実りの秋、嬉しいには違いありませんが、ご苦労のほどが分かります。
今日信州の棚田へ出かけてきました。
私も新潟・白根に専業農家の友人がいて農家の事情を
よく聞きます。一昨年、車に乗せてもらって、ものすごく
たくさんの田圃を見せていただきました。作業小屋から
お米になるまでを教えていただきました。
農機具代も高くて、、、こんなにたくさんお米を作っても
赤字だと話していました。「それでも、体が丈夫で、仕事
ができるうちは、農業はいいよ。育っていくのを見るの
は嬉しいし、何よりも会社のように上司がいないから
いい」なんて話していました。
お写真を拝見していると、「ああ、秋だなぁ、いいなぁ。
新米の香りがする!」などと思いますが、その労働を
思うと頭が下がります。
>良質な作物を専業集団が作るのが一番効率的
冷静に考えれば誰もがそう思っているはずなのですが、そのように変わっていくには、まだまだ時間がかかるのでしょうか。
春種一粒粟,
秋成萬顆子。
四海無田,
農夫猶餓死。
鋤禾日當午,
汗滴禾下土。
誰知盤中餐,
粒粒皆辛苦。
李紳です。
最後の
「りゅうりゅうみなしんく」
この言葉に農業のつらさが凝縮しているかも知
れません。米のことを考えるといつもこの五文
字を思います。
==============================================
▲安人さんへ。
いやいや、ご訪問感謝ですが、この風景は
佐渡ですよ。更に新米は稲刈りが済んでも
すぐというわけにはまいりません。
==============================================
▲つちやさんへ。
天候は良かったです。二日目は曇でしてふるん
じゃないかと心配しました。問題は二日目に残
して置いた二枚の田のうちの一枚なのです。
とにかく田が柔らかくてだめでした。
==============================================
▲sidu-hahaさんへ。
まさにあの18号が恨めしいです。田を柔らか
くし、なおかつ稲を倒してくれました(困)。
さて、新米を楽しむのはもう少し先です。とに
かくコシヒカリも含め稲刈りそりものが終わら
せねばなりません。
==============================================
▲mcnjさんへ。
実りの秋ですが、とにかく今は全ての予定が
無事済みますことを願うばかりなのです。
乾燥機をどう回すかという手順的なこともあ
りまして、一つ予定が狂うとどんどん後回し
となりまして、困ったことになるのです。
==============================================
▲日本男道記さんへ。
今やコンバインという機械抜きで週末農家は
やっていられないです。それも年に数回しか
使わぬ機械なんです(苦笑)。
==============================================
▲みちりんさんへ。
天気に恵まれ、田もほどよく乾いていれば、
稲刈りはやはり良い気分転換になります。
刈り取り後の田のにおいも良いですねぇ。
今年の田植え前半は、一枚の田のせいで
なにかすっきりとしないものになりました。
こうなるとせめて後半戦だけはと..
==============================================
▲naoさんへ。
もはや佐渡だけの話ではないでしょう。全国の
過疎高齢化の進展する地域は似たような環境に
あると思います。佐渡のこれからはと..
我が家はそれでも兄と甥っ子が居ますからねぇ。
最低限の維持管理はするのかなぁ。
==============================================
▲hirugaoさんへ。
大変ですよ。僕は田植えと稲刈りというイベント
の様な作業の場だけに関わりを持っていますが、
日常的には兄が田の草取りとか色々していたはず
です。米は八十八の手間かかかるとは良く言った
ものです。
==============================================
▲山ぼうしさんへ。
たまには稲刈り期か田植期訪ねられると良いで
しょう。まだきちんと管理しているうちです。
いずれ時が来た時にどうするかという事に成り
はしないかと思うのです。
==============================================
▲tomiさんへ。
皆さんご親族に田畑をお持ちの方がいたりして
色々な思い出を語って頂けます。嬉しいですねぇ。
とにかく仕事を持ちながらの田の維持管理はやは
り難しいです。
==============================================
▲裕さんへ。
ありがとうございます。先週末の一日半は有る意味
予定どおりでした。しかし、二日目の午後だけは
いただけません。正直すっきりした思いを持たずに
長岡へと戻ることになってしまい、気がやめました。
==============================================
ことしは天候と実家での稲刈りが一致したようで、よかったですね。
『都会の皆さんにはたぶんこの雰囲気は・・・』と云われていましたが、地方都市育ちのわたしですが味わったことはありません。
16日当地に帰る途中バスの中から、滋賀県でみたまだ刈っていない稲穂が台風18号で倒れ水浸しのような情景と対比してしまいました。
そうですね、最近は どちらも 週末農業の方が多いようです。
夫の 長兄も(20歳年が離れています)積丹半島にて
開拓農家を始めたんです が彼は20年前に亡くなり後は子供達は皆サラリーマンになって、今では兄嫁が細々と農業をしていますが、もう歳ですので 子供達が札幌から土。日 と畑仕事を手伝いに来ます と 何処も同じ現状ですね。
それでも 美味しいお米が食べられるのは幸福。
この黄金色の稲穂を見ますと しみじみ思います。
実家を離れてからは、直接何ができるというわけではないので
今どのようになっているのか?実際のところ分かっていない。
食べるだけとはいえ、貴重なお米。労働は伴う。
稲の香りがたつような画を見ながら、今度帰省したら聞いてみようと思いました。
コメ作りは大変ではないかと思うのです。
嫁の実家が岡山でお米を作っているのですが
先週の台風に皆でできなくて大変だったようです。
こちらはいつもいただくのみです。
それでも人間の手で運ばなくてはならないものもあり、大変な作業とお見受けいたします。
その分煩雑で現実的な「お仕事」のことが忘れられたようで何よりです。
専従農家だった佐渡の私の従兄弟の所はもう田んぼはやっていないと聞きました。
東京の大学を出て東京でサラリーマンになった長男はUターンで(お嫁さんも佐渡出身)
40歳代で佐渡に帰り、佐渡でサラリーマンをしながら兼業農家で頑張っていましたが・・・
親の従兄弟も80歳を越え施設に入りましたので、長男も思い切って決心したのでしょう。
佐渡の伯母の家は、まさに日本の典型的な米農家と思っていましたが、
その話を聞いた時は、思わず日本の農業の将来を憂いたものです。
黄金に実った稲、美しい日本の風景ですね、
収穫の喜び、疲れも吹っ飛ぶ瞬間ですね
私は、お手伝いも、しなくて、新米を
実家で頂くだけの、怠け者の甘えん坊、
来年は、少しでも、手伝いに帰ります
コンバインって!働き者、
地理さ~ん、お疲れ様でした、
これで、新米の香り、味、楽しめますね
稲刈り風景、私が子供の頃いやいや手伝わされていた頃の風景と随分違いますね。
鎌で一株ごと手で刈っていた頃と。
おんぼろ中古の良く故障する発動機はありましたが。
こちらの稲刈りはまだまだです。
収穫の喜びは、昔も今も変わらないでしょう。
日本の農業の今後の課題でしょうね。
国も、農業人口の推移、日本人の食糧嗜好、TPPなど、複雑な要因を勘案している最中でしょうね。
毎年早く刈り取ればよいのになどとは思いますが、
兼業農家の方々は大変ですね。
我が家の方も先日の台風18号で、だいぶ倒伏しましたねえ。
新米~香りがよいので、ことさら美味ですよね~
ああ~食べたくなりますね。
よい天気に恵まれた稲刈りでしたね。
私が子供のころは鎌で刈り取っていました。
それも昔話となりますね。(笑)
田んぼの向こうに見える山々が懐かしい姿です。
金北山、妙見山、大佐渡山脈です。
お早うございます(*^^*)
ご苦労様でした 長岡では大きな機械も余裕で入れる田んぼですね
佐渡の棚田とは違います(笑う・)
新米を持って帰られましたか?
凄く美味しいそうですね
良いな~(笑う・)
2日間お休みさせて頂きました・・<(_ _)>