地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

二つ亀 (美しい陸繋島)

2005年02月20日 12時27分57秒 | 佐渡地理
 大佐渡北端付近の弾崎を越えて外海府へと向かうと、佐渡の代表的景勝地の一つ二つ亀にたどり着く。二つの大きな岩はその名のとおり、海に浮かぶ大亀二匹といったものである。

 この二つの大岩は、陸とは海で隔てられており、実質は島といってよい。ただ、島といっても海岸の砂礫が佐渡本島と陸続きにすることがある。地理的な地形区分をすると二つ亀は陸繋島だ。写真では陸繋砂州(トンボロ)は島と本島を陸続きにしているが、時折切れることがある。切れたり繋がったりと訪れるごとに変化を楽しめる。

 この辺の海は実にきれいである。夏になると多くの観光客とキャンパーを集め、海水浴と自然豊か・風光明媚なこの地での一夜を楽しませてくれる。この辺からだと、うまくすると海から海へ太陽が昇り・沈むのを眺められるかも知れない。そんな特別な場所。夏も当然よいが、春夏秋冬それぞれの風景を見せてくれるので、佐渡に行ったおりは訪問をすすめる。また、この辺は道路にいては確認しづらいが、美しい海岸段丘地帯。崖下の岩礁を見れることがあれば、美しい海岸美も楽しめる。

以下は、二つ亀にあった案内から..。

二つがめ

 荒波の狂う外海府には珍しい優美な夫婦島である。「かめ」というのは「神聖な岩」という意味で、島の中に、人の近寄らない深い淵があり、洞穴が口を開いている。海水の干満によって離島となったり、陸続きになったりするので、夏季には放牧の牛の群れが見られる。
 また、沖合は暖流と寒流が交わるところで、けんか有数の漁場である。全島が玄武岩からなり、野生植物の宝庫とされ、珍しい草木が多い、向かって右の大きな岩は海馬(トド)瀬で、寒流にのって南下した海馬が時折群れをなして長途の疲れを休めている。左手の半島は大野亀で海抜177メートル。志賀重昂が世界三大巨岩の一つ称えた名勝地であり、この辺一体は浜菅草の花園である。

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