既報の川井大橋東詰(右岸側の部分)について紹介する。国道117号線から橋を渡ったところは橋の名にもあるように小千谷市川井地区である。川井地区は河岸段丘上にある集落、同地区内にくくられる真皿地区はその段丘崖下にある。
▲写真①
川井大橋は直接川に面する段丘を繋ぐ位置にあるが、川との間の高低差は10mはあるように思える。段丘面を取り巻く崖は切り立っており、段丘面とのコントラストはくっきりしている。
▲写真②
写真②③の部分も先にも述べたとおり信濃川の右岸側であるが、震災によるものであろう、少し崩れている。こんな場面で不謹慎だが、あらわになっている崖部分の露頭が河床礫を多量に含んでいて、川の運んできた土砂によってこの面が形成されていることが良く確認できる。
▲写真③
崩れた規模は小さいものの橋の脇で崩れているので、このままにして置いて良いものか心配な状態である。この橋を渡りきると不動明王で知られる妙高寺がある。川井地区。交通の便は多少不便かも知れないが、のどかで良いところである。
<写真撮影:2005.9.19> 2005年地理の部屋と佐渡島