地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

浜端洞穴遺跡

2006年01月15日 09時48分48秒 | 佐渡歴史



 七浦海岸の夫婦岩と道を挟んだ所にある。所在を示す標識が一つあるだけであまり目立たない。よほどのものがない限り、来る者の目に入ることはなかろう。

 それでも古代、この地に我々の先祖の暮らしがあったことを物語る貴重な遺跡。現場にはこの遺跡の説明書きはなかったので、新潟県立歴史博物館の遺跡資料のサイトから説明を引用した。すべてを引用してはいない。興味があるのであれば、紹介してあるサイトを参考にされると良い。


 大佐渡山地西南の二見半島西側に所在する海食洞穴で、
海岸段丘崖下に位置し、海抜4メートル、海浜から36
メートル離れている。弥生時代から古墳時代前期の遺跡
である。

 洞穴の前面から古式土師器、洞穴の表層から千種式土
器が出土し、奥部に石組みで区画されて人骨一体が安置
されていた。

 洞穴内外部は外洋性貝塚と床土、崩れ岩石の互層になっ
ているが、千種式土器・竹ノ花式土器の順の層位が認め
られる。


浜端洞穴遺跡(新潟県立歴史博物館サイト内)
http://www.nbz.or.jp/rekibun/iseki/hamabata.html

新潟県内の遺跡(新潟県立歴史博物館サイト内)
http://www.nbz.or.jp/rekibun/iseki/iseki_n.html



<写真撮影:2005.12.3> 2006年 地理の部屋と佐渡島。


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2 コメント

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Re:浜端洞穴遺跡 (ねこいらず)
2006-01-16 15:04:44
こんにちは。



うーん、この遺跡の存在は全く知りませんでした。

人骨まで出土したとは。

今度訪れたいと感じました。

こういった場所を紹介してくれるからこそ、

このサイトは素晴らしいと思います。



高瀬の奇岩は道路際にあるので何度も目にしていますが、

それよりも気になるのが、その近くにあるでかい

ボーリングのピン(笑)。

何故こんな所に?

その姿も、もう一枚の写真にしっかりと写っていましたね。



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人知れぬものですから.. (かんりにん)
2006-01-16 19:23:29
ねこいらずさん こんばんは。



>うーん、この遺跡の存在は全く知りませんでした。



今回紹介している当方ですら、地図でわかったので

確認のために行ってみたようなしだいです。



こんな所がまだまだあるものと思うと、佐渡取材は

今後も続けなければと思います。色々な発見。

ふるさとであるからこそ、小さな発見に大きな喜び

もあります。



>それよりも気になるのが、その近くにあるでかい

 ボーリングのピン(笑)。何故こんな所に?



気になりましたね。私も同様でした。

ただ、何となく手前の奇岩との取り合わせが笑えます。



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