団塊の世代のつぶやき

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木の太陽光パネル架台

2013年05月18日 | 太陽光発電

  太陽光発電設備の弱点はパネルを取り付けるための架台とそ の工事費と思います。というのも、パネルの値段が高かったころはその架台設備や取り付け工賃などの比率は小さ く、それほど気にもならなかったのですが、パネルの値段が下がってくると今度はその単価が全体の設備投資にとっ て大きな比重を占めるようになり、それ以上のコストダウンが難しくなることです。
  それでなくてもしわ寄せの来やすい人件費などは無理して下げたくないので、どうしても取り付け架台設備 の費用を抑えたくなります。しかし、これもある程度は下がってきているのでこれ以上下げるのは無理がありそ うです。そうなると、全く新しい架台の開発が望まれます。ここにも、メーカーや経産省などの規制があってな かなか進まないようです。
  半ば、諦めていたのですが、面白いものができたようです。

  愛媛新聞ONLINEより   2013年05月10日(金)

   県 産材の太陽光パネル架台開発 県森連など
 
    愛媛県産間伐材の利用を促進しようと、県森林組合連合会(松山市、県森連) は県産ブランド材「媛す ぎ」を使った太陽光発電パネル用架台「媛ストラット」を松山市内の民間企業と共同開発し、4月から販売している。
 架台は建物屋上や地面など平らな場所に太陽光パネルを設置する装置。県森連木材加工センターが2012年5月 から 市内の電気工事会社と開発を進め、同10月に特許を出願した。
 材料の県産スギに防腐剤を加圧注入。一般的な鋼製架台と同程度の強度で、35年以上の耐久性があるという。大 きさ は、設置場所の広さやパネルの枚数・角度に応じて変更できる。
 鋼製架台より重く、価格が高いなどの課題があるが、同センターの高田俊憲所長は「材質を見直すなどし、価格低 減に 取り組む」と説明。県内公共施設や大規模太陽光発電所(メガソーラー)での採用を目指し「地域材の新しい利用法とし て売り込みたい」と意気込んでいる。

   これは盲点でした。木では強度に問題があると勝手に思い込み、設備許可が取れないと思ってました。今のところコストに問題がありそうなので採用は難しそ うですが、特産の木材にこだわらず廃材などを使えはもっと安くできるのじゃないでしょうか。

   もう一軒やっているところがあるそうです。

  中部経済新聞 よ り  更新日:2013年 2月14日 (木)

  舘 林林業が太陽光パネル架台に東濃ヒノキ活用、塩害に強く低価格

   住 宅建設、太陽光発電事業を手掛ける舘林(本 社恵那市大井町2087の521、舘林輝義社長、電話0573・26・3030)グループの舘林林業(本社同、 同社 長)は、東濃ヒノキを使った太陽光パネ ル設置用の木製架台を開発した。従来の鉄製架台と比べ、低コストで塩害に強いのが特徴。間伐材などを有効活用してお り、環境にもやさしい。舘林グループが 設計・施工する太陽光発電システムでの使用に加え、外販に力を入れる。

   こちらは低コストとかいていますが、どうやってるんでしょうね。どち らもブランドの木のようですが、加工に違いがあるのかもしれません。
  もしかしたら、廃材などできるだけ安い木を加工せずに使えは相当コストダウンできるのかもしれません。 間伐材などを使う手もありそうです。そうなると今や手入れが行き届かず荒れ放題になっていると言われている 日本の林業へも役立つかもしれませんね。

これは面白そう!