国連を筆頭とする世界組織なんて、やっぱり役に立たないようです。プーチンがモンゴルをほうもんしたそうです。
宮崎さんが取り上げてくれて今す。プーチンの逮捕劇があるかもと期待されていたようですが、やはり、なかったようです。
世界組織何て完全にコケにされているようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)9月4日(水曜日)
通巻第8394号 <前日発行>
プーチン大統領は特別機でモンゴルのチンギスハーン国際空港に降り立った。
制裁も何のその、ルワンダから2,921万ドル米紙幣とユーロ紙幣を輸入した
2024年9月2日、ロシアのプーチン大統領は特別機でモンゴルのチンギスハーン国際空港に降り立った。首脳会談とハルハ河戦争85周年記念式典に列席 のためである。ハルハ河戦争とは日本でいうところのノモンハン事件。歴史書は日本が負けたと書いているが、ソ連崩壊後にでてきた機密文書により、日露の犠 牲はソ連側の方も甚大で、引き分けだったことが判明している。
それはともあれ、国際メディアが騒いだのはプーチン逮捕の可能性だった。ロシア制裁によって国際刑事裁判所(ICC)がは逮捕状を発行している。
しかしクレムリン報道官は「モンゴル当局がプーチン大統領の入国を拒否したり、到着後に逮捕したりする懸念が報じられているが、何の心配もしていない。モンゴル訪問は慎重に準備された」と記者団に語った。
ICCは「モンゴルは締約国としてプーチン大統領の逮捕状を執行する義務がある」とし、プーチン大統領を逮捕しなければ「2002年に批准したローマ規程第86条と第87条に基づく義務の遵守が疑問視される」と指摘した。
日本のメディアもこの論調で報じている。
プーチン大統領は「令状には困惑していない。ICCの西側加盟国といわゆる南半球諸国との間に裂を入れる機会を得ることになる」と強気の弁を述べた。
制裁は多方面に亘って影響がでているが、ロシアは西側諸国の制裁にもかかわらず、ルワンダから2,921万ドル以上の米ドル紙幣とユーロ紙幣を輸入していた(ドル札はすべてが100ドル紙幣だった)。
米国とEU(欧州連合)は、ロシアのウクライナ侵攻直後から、制裁を強化していたが、2022年3月にはロシアへの自国紙幣の輸出を禁止した。
それ以来、トルコやアラブ首長国連邦など制限を設けていない国々から22億7000万ドル相当のドルとユーロがロシアに送金されたことも判明している。
制裁破りは意表を突く方法で想定外の国々が絡んでいる。
世界組織なんて欺瞞と言えば言い過ぎでしょうか。世界組織がまっとうに働くことを期待するのが間違っているのでしょうか。
所詮人間なんてこの程度か。
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