団塊の世代のつぶやき

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★香港の新しい行政長官は自由と民主弾圧の専門家

2022年05月14日 | 中国

 

香港がとうとう終わったようです。既にウィグルやウクライナ問題で殆ど報道されませんが、新しい行政長官がChinaの決めた人になりました。
  選挙は完全な嘘です。詰まり香港の自由は完全に無くなったということです。

  宮崎さんが取り上げてくれています。結局は、民主主義は独裁政権に完全に潰されるのを放置したのです。民主主義陣営の覚悟はこの程度なのでしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和四年(2022)5月9日(月曜日)参 通巻第7326号

 香港の新しい行政長官は自由と民主弾圧の専門家
  EUは「民主主義は破壊された」と『歓迎』の弁

 香港行政長官に警察畑のジョン・リー(李家超=64歳)が99・2%という信じられない得票率で当選した。李は香港行政府 のナンバー2、かの民主化でも弾圧で指揮を執った人物である。

 もっとも選ばれる対象は「愛国者」だけであり、候補者は李一人だった。中国共産党のお墨付きを得て、らくらくと当選した。換 言すれば選挙委員なんてあやつり人形でしかない。

 行政長官選挙は、議会議員や金融、商業業界からあらかじめ選ばれた1461人の委員が投票する形式であり、一人だけが中間 派。残りの選挙委員全員は親中派。つまり選挙そのものが猿芝居だ 

 香港の民主化をもとめた若者、知識人等の雨傘運動から二百万人の抗議集会と騒乱にいたるまでの「香港大乱」。
そして大陸から動員した暴力団的な警察による大弾圧。自由を求めた香港の活動家、「リンゴ日報」創刊の黎智英(ジミー・ラ イ)を含む、メディア関係者ら二千名余が起訴された。
またおおよそ二十万人が香港の未来に絶望して、海外へ移住した。

 李は当選の会見で「安定した繁栄、あたらしい香港のチャプターを開く」などと絵空事を述べた。待っていたのは歓迎ムードでは なく市民の静寂、こころのなかでの冷笑だった。
ようするに習近平からみれば林鄭月蛾・前長官も「よくやったが、弾圧が中途半端だ」という不満である。「弾圧不足だった」と いうのである。
 EUは「歓迎」のかわりに「民主主義は破壊された」とコメントした。

  こんな独裁国のChinaに未だに金の亡者達が群がり延命に力を貸している。こんな腰の引けた民主主義国では独裁政権を潰すことは出来ないのじゃないでしょうか。
  それで、奴隷になって初めて気が付くのでしょうか。民主主義ってその程度なのでしょう。



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