団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★世界政府構想への懸念と国会議事堂

2023年06月11日 | 誇れる日本

 世界言語が日本語で統一され、世界がシラス国となり世界平和が実現されるなんてのは夢なのでしょうか。
  せめて地球の消滅までには実現して欲しいものですが、それでは何にもならないのかも。

  我が先人はその夢を持って動いていたのじゃないでしょうか。ねずさんが書いてくれています。
  それにしても、我が先人は何とも素晴らしい。その志を忘れてしまった現在の日本人と何と違うことか。何とも情けない。

  ねずさんの学ぼう日本より  2023/06/08

  世界政府構想への懸念と国会議事堂

  ・・・略

   ところが建設は始まったものの、なかなか完成に至らない。
このことは、それまでの仮議事堂が、わずか数ヶ月で建設されていることと比べたら、完成までに17年弱というのは、あまりにも異常です。

 なぜこのように建設工事が遅れたかというと、当時の日本は、Koreaや台湾、満州、樺太に立派な建物の総督府を作ったり、学校を建設したり、道路や橋を架けたり、日本が統治をすることになった周辺の外地のインフラの整備に、毎年莫大な予算を計上していたからです。

 たとえばKorea総督府の建物は、昭和元年(1926)の完成ですが、大理石で作られた、実に立派で堅牢な建物でした。
ハルピンや大連や奉天や、ソウルなど、大陸の様々なターミナル駅は、いまでもそのまま使われているくらい、立派な駅庁舎です。
日本は、新しく日本となった地域や、日本の同盟国となった地域の都市インフラを優先し、自国のことは最後の最後の後回しにしていたのです。

 その結果、日本の国権の最高機関である国会議事堂は、完成までに17年もかかってしまったのです。
自分のことよりも、周囲のことに気を使う。
日本ならではことではないかと思います。・・・中略 

 世界の中で、他の民族に侵されずに歴史を刻むことができたのは、日本と、西ヨーロッパだけだといわれています。
西ヨーロッパの場合、ゲルマン民族の大移動以降、「内部で争うことはあっても、よそから制圧されて文化や社会が断絶するようなことがなかった。それによっ て内部の順調な発展があった」とは、フランスの歴史学者のマ ルク・ブロック(Marc Léopold Benjamin Bloch、1886 年 7 月 6 日〜1944 年 6 月 16 日)の言葉です( 『封建社会』(みすず書房刊))

 ゲルマン民族の大移動があったのは、4〜8世紀です。
8世紀からで考えても、1300年が経過しています。
それだけの期間があり、かつ、ほぼ似たような言語、習慣を持っていても、いまでも西ヨーロッパは、多数の国に分かれています。
そして国境を持ち、出入りを厳しく管理しています。

 これが何を意味しているのかと言うと、「隣の家と自分の家は違う」ということです。
それを無理矢理ひとつにしようとすれば、危機を演出して、避難所で共同生活を営んでもらうか、拒否する者を見せしめに殺すほかありません。
世界政府構想は、結果として、武力か疫病でしか達成できないのです。

 世界の多くの国々は、そしておそらく圧倒的多数の人々は、誰もが「豊かに安全に安心して暮らせる」ことを求めていると思います。
世界政府が、果たしてそうした「豊かに安全に安心して暮らし」を、人類にもたらすものなのか。

 私たちは、我が国の国会議事堂が、完成までに17年もかかったという事実を前に、もういちど、しっかりと考えてみる必要があるのではないでしょうか。

  それにしても先人の日本を犠牲にしても他国を優先する気持ちには驚かされます。これぞシラス国です。
  やはり、日本人はこのこころを取り戻したいものです。


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