プーチンがアメリカの大統領選挙に波紋を起こしたようです。と言うかコケにしたのかも。もしかしたらトランプさんと組んでいるのかも。そんなことがあれば面白そう。
宮崎さんが取り上げてくれて今す。これが選挙に影響するとは思えませんが波紋にはなるのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)9月6日(金曜日)
通巻第8398号
プーチン、米大統領選を潰乱。「ハリスの笑顔は素晴らしい」
困惑する民主党、プーチンが支持するなんて、なんという皮肉!
モンゴル訪問を終えたプーチン・ロシア大統領は9月5日、ウラジオストックの「東方経済フォーラム」に臨んで基調演説。その後の記者団の質問に答えて 「わたしはカマラ・ハリスを支持する」と「苦笑いをしながら」(モスクワタイムズ、9月5日)発言した。「彼女の笑顔は素晴らしい。これは何もかもうまく 行くということだ」。
プーチン大統領は米国の政治や社会問題について、ときおり嘲笑的な口調でコメントしてきた。「米国の政治体制は「腐敗している」とし、米国は他国に民主主義について(えらそうに)説教することはできない」ともコメントしてきた。
プーチンはウクライナ戦争をめぐって激しくバイデンを攻撃したが、その言外には次のアメリカ大統領はトランプがのぞましいと示唆してきた。バイデンが転けてカマラ・ハリスが正式大統領に決まっても、およそニケ月、大統領選へのコメントはなかった。
突如、次期アメリカ大統領にカマラ・ハリスが望ましいとする発言にはどのような背景があるのか?
第一に状況の攪乱である。もし米世論がプーチンを攻撃しつつ、ハリスがトランプを猛追しているとすれば、アメリカの「敵」であるロシアが、与党政権の継続を支持するという印象は、民主党支持者に強烈な疑問を抱かせるだろう。
第二にバイデン政権はウクライナに対して高性能の武器を供与しているが、長距離を飛翔するハイマースなどをロシア領内に打ち込むことは禁止してきた。バ イデン政権にとってゼレンスキーがロシア領のクルスクへ侵攻したことは想定外だった。いはばアメリカの制御を離れた戦局に進んでしまった。プーチンは戦域 の拡大を抑止し、ウクラ内の侵攻を「挑発行為」と発言するに留めている。
第三にアメリカの極左メディアに対しての強烈なアイロニーをぶつけたことになる。
共和党は「(敵の)プーチンが支持するハリス」というイメージ作戦を展開できるから、これこそプーチンの放ったトランプ支援の矢かもしれない。
それにしてもこの程度でアメリカの選挙が動くのでしょうか。それほどにアメリカ人はバカなのか。
民主党を選ぶ用ではやはりバカとしか思えない。
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