◇皇帝ペンギン(2005年 フランス 86分)
原題 La Marche de l'empereur
英題 March of the Penguins
監督 リュック・ジャケ
◇実は2本ある
というのも、原題の『La Marche de l'empereur』と英題の『March of the Penguins』の場合、映像はおんなじなんだけど、ほぼ言語版と英語版っていうくらいの違いが音にある。
言語版は役者たちがおのおのペンギンの役になって台詞を発しているのに対し、英語版はモーガン・フリーマンのナレーションでドキュメントとして扱われているからだ。しかも、その英語版がアカデミーのドキュメンタリー映画賞を取っちゃったりしたもんだから、なおさらややこしい。
ぼくが観たのも、英語版だ。
でも、台詞があるっていうことはそれなりの物語になってるわけで、まあたしかに筋はできてるけど、となるといったいどこまでが演出なんだよって話になってくる。こういうのって、困るんだよね。とはいえ、もともと、自然の動物を相手にしたドキュメンタリーってのはどこまで演出なのかよくわからないけどさ。
ちなみに、ぼくはペンギンはまあまあ好きだ。ていうか、なんでか知らないけど、ペンギンの写真集を買ってしまったことまであったりする。あの写真集、どこにやったんだろう。実家のぼくの部屋で本棚に挿し込まれてたりするんだろうか?