△ブルーラグーン(1991年 アメリカ 101分)
原題 Return to the Blue Lagoon
監督 ウィリアム・A・グレアム
△青い珊瑚礁の続編だったとは
まったくおもってもみなかった。
いや、それはちょっとかわいそうじゃん、とおもったのは『青い珊瑚礁』のふたりだ。せっかく助かったとおもったら、もう死んじゃってたとかって、だとしたら、ブルック・シールズとクリストファー・アトキンズの人生ってなんだったの?てことにならない?
というより、これは運命論的な映画なのかもしれない。だって、結局のところ、ブルック・シールズとクリストファー・アトキンズの息子はブライアン・クラウズが演じるんだけど、遭難の後に流れ着いたのは自分が生まれた島だったわけで、そこで一緒に遭難したミラ・ジョヴォヴィッチと成長していくってことは、つまり、生涯、海と船と孤島しか知らずに生きていくってわけでしょ?
いやあ、南の島は綺麗だけれども、なんともいえない可哀想さを感じちゃうのは、ぼくが文明に毒されている証拠なんだろね。
ちなみに、この作品はミラの初主演だそうな。なるほど、いわれてみれば、とってもうぶな感じが漂ってるわ。