△未来のミライ(2018年 日本 98分)
原作・脚本・監督/細田守 音楽/高木正勝
出演/上白石萌歌 黒木華 星野源 麻生久美子 宮崎美子 役所広司 福山雅治
△この未来の現実味はどうなんだ?
いきなりエンドロールみたいな始まりはなるほど題名の意味なのね。
子役のくんちゃんの声がまったく大人で、ちょいと気持ちが悪い。
しかし、雪は凄いな。たいしたもんだな。このくんちゃんにいきなり『あなたが生まれてくるまでこの家の王子だった者』とかいうおんぼろな犬男が出てくるんだけど、そいつの台詞は子供に対するものではなくて映画を観ている観客に対するものとしかおもえないのがなんともな~。
大人目線のくんちゃんなんだよね。この台詞から受ける感覚は外国人にはわからないのかもね。
てか、良い家族すぎないか。理想的な家族に町、家の中にいるのにいい服着て今どきエプロンして家政にいそしむ主夫、僕にはちょいと息苦しい。しかしこの若夫婦は頭が悪い設定なのかどうかわからないが先に生まれた子をわざとないがしろにしてる感じがし過ぎな気もするのよ。
それといっていいかな。この雛人形をしまうのは、旧暦なのかしら。
もひとついえば、このくんちゃん、お母さんの昔の写真見て綺麗とか痩せてるとかいわんだろ普通。いくつだよ。お母さんに鬼婆化した絵上手すぎだし。魚と水のイメージはさすがに上手だな。
しかし、赤い雨傘の女の子てかお母さんの子供時分だが、どこから見ても頭の良い子が家の中をめちゃくちゃにするかな?しないんじゃないかな。
単発の飛行機エンジンを作ってたひいじいさんと馬で駈けるのと、ミライに連れられてファミリーツリーに飛び込んでからのイメージの羅列は良い感じで、足の悪いひいじいさんとひいばあさんの駆けっこはまあ想定内ではあるけど、これもまた良い感じだった。