Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都に棲む24. 近所の居酒屋

2008年11月18日 | Kyoto city
 紅葉が綺麗だなと思い始めたのは、そこそこ歳をとってからだ。それまでは仕事が忙しく紅葉どころではなかった。断片的に見えた紅葉を見て、あっ秋かな!!と思った位だろう。実は紅葉は秋の終わりであるのだが。最後に今年一番の姿をというのが紅葉ですよね。
 さて今週から来週中頃にかけての京都は、紅葉に最盛期だと思われる。当然この間の京都の宿屋は、「○満」つまり市内の宿屋がすべて満室の日々が続く。
 今日は、家の近くの気になっていた居酒屋へ夕飯がわりに初めて出向いた。その風景は昭和であった。なじみではないので意を決して中にはいると八代亜紀がかかっており、カウンターだけの小さなお店で、おでんがあって・・という普通のお店であった。お酒は菊正宗であった。これは個人的に好感である。それに一人でも入れるそんな感じの店であり、おばんざいも少しあり、なじみのお姉ちゃんが夕飯をたべていった。ああっ、家の近くにこういう普通のお店があるんだ。どこか常連になりそうな世界である。
 そんなテレビの刑事物語で登場するする居酒屋は、夢かと思っていたが、京都では現実であった。というかそれがこの辺では普通という感じです。既に家で飲んだ後だったので大して食べなかった故もあり千円一寸と安かった。帰りは、幸せな気分で、マフラーを巻きながら家に向かった。冬の風に吹かれる帰り道が短すぎるなんて贅沢におもいながら、今日の京都は、冷え込んでいるようだ。これで一気に紅葉になるのだろう。

霊鑑寺,2007年
Fuji FinepixS5pro,DistoginF2.8/25mm
コメント
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