Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都に棲む28. 続・弘法市

2008年11月22日 | Kyoto city
 京都も朝晩は、1度近くに冷え込み、昼は10度以上あり暖かい。そんな盆地特有の温度差は、さすがに京都である。いまだに私は、京都に棲んでいるという実感が余り無い。今の大学に赴任した10年前から、京都へは、しばしば足を伸ばしてきた故かもしれない。その頃から私は、京都の街をビジターとして結構歩き回っており、利用した市街地図がボロボロになってる。
 この街、とりわけ私が今棲んでいる所は都心近くであり、精々歩いて行ける範囲に市役所も含め大方の都市施設がある。「田毎」のうどん屋(工場の方ですね)とか、近所の豆腐屋にはじまり、オフィス街もあるから、一通りの商業施設も立地している。それは別の意味では、老人でも生活に困らない利便性あるところだとおもう。狭いところに棲む、狭いが故に工夫を凝らし静かな環境を享受しつつ、且つ生活利便性はすこぶる高い、そんなメリットを持った都市が京都である。コンパクトシティの最たる姿だと思う。
 そしてこの街は寺社が多く、従って多彩な催事が多い。退屈しない刺激ある街である。プロデュースの立場で見れば、学ぶべき要素が多い街である。人々が暮らすのに調度良い都市の規模といものがありそうだ。そんなことを弘法市を徘徊しながら考えていた。

Fuji FinepixS5pro,AF-S NikkorF3.5-5.6/16-85mmm
コメント
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