さてアチキの腰痛も治った。骨を検査しておくから治った頃に病院へこいという医者の指示だった。
「サボっていいかなぁー」
翠「まあどっちでもいいけど、来いというなら出かけたら。腰が悪いとエッチできないよぉーー」
翠から、そう脅されて病院へ。
腰痛の頃は、あまりにも痛くて翠にかつがれて病院へいったからレントゲン検査はパスしたんだった。
検査結果は骨に異常なしで回復印をもらったようなものだ。
それで前回は痛くてそれどころではなかったのだが、よくみると看護師さん達がプロレスラーみたいにがっちりしていて、でかいのばかりだ。
レントゲンの検査技師だって、はい!、ここに横向きになってと、アチキの体を片手でぐるって回すぐらいだから力もある。
感染病棟の晃子さんが巨体を揺すってやってきた。
晃子「おう!、アチキー!!、腰が痛くたてエッチできないんだってぇー」
「な、なっ、治った、治ったよぉーー。それにしても看護師さん達、でかいよねぇー、骨盤なんかカバっと横に広がってさ、俺とは骨格が全然違うよ!」
晃子「みんなスポーツジムでリフティングなんかしているぐらいだもん。看護師って日本人の体の平均よりワンサイズ上!、なのよ。それぐらいの体格でないと、今の看護師は勤まらないからさ。何!、細くスリムで、スクール・オブ・ナーシングとか・・・、そうだ!!、愛染かつら、みたいな看護師を望んでいたんだ?」
「あ・い・ぜ・ん・か・つ・ら・・、そんなに古くないですけどぉーー」
晃子「小さいのは、うちの先生かなぁー。全て小さいから期待してないよ」
そういってたら、晃子さんのポケットベルが鳴っている。
晃子「うん!、誰か死んだかなぁー?、じゃあね、また文さんの店で飲もうよ!!!」
そういって病棟へ戻っていった。
腰痛も治ったし、今晩は翠と熱く燃えよう。
足がスキップ状態だ。
・・・
病院を出ると、まだ小樽は夏の空が青く眩しい。