Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング504. 小説:小樽の翆432. 夏気分

2021年09月09日 | Sensual novel

 

 さて翼君の店のウッドテラスで一眠りしたら、疲労回復、意欲充実。

遠目に見ていると何も無いように見えるが、小さな点景に眼をやると意味不明なオブジェが多い。

海際の生活でうち捨てられ放置されたオブジェか。

建物の壁には洗濯物が欲してある。

そんな陽に照らし出された洗濯物に夏を感じるけどね。

海岸の点景に夏の空気を感じながら、アチキは少し夏気分である。

・・・

翼「テラスの昼寝も心地よいでしょう」

「うん、気持ちのよい風が吹いているし、ウトウトしてしまった。さて街へ帰ろうか・・・」

なんか体全体が脱力感だ。

だが熟睡したのか疲れから回復し、元気を取り戻す。

といっても身体が元気なだけではしょうがない。

やはり頭がクリアにならないとスケッチ気分ではない。

一眠りすると、そんな頭がクリアになるのだ。

そういうときって、クリエイション気分バッチリだ。

やはり仮眠は、夏の必需品だ。

そなわけで・・

海岸の点景をスケッチしながら銭函海岸を小樽方向へ進む。

やがて断崖絶壁で函館本線は絶壁の下の海岸線ギリギリに走るので、散歩人は丘の上の国道5号線をゆくほかない。

それはいささかつまらない道だが程なく朝里駅に着く。

ならば列車を拾って隣の南小樽までゆこう。

旅というよりは、海岸の散策だったけど、夏を感じていた時間だった。

それでいいんじゃない。

スマホをみたら美希姉ちゃんから、お茶しようよとお誘いのメールが来てる。

つまりお腹がすいたからビッグマックを喰わせろというわけだ。

ならば、ナンタルへゆこう。

 

コメント
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