今日はデスクトップに置かれているので虫干しする必要がないSONYα6000。
3万円代のボディにしては小さく軽く普段使いに便利。レンズはツァィス16-70mmだが、焦点距離が90mm(フルサイズ135mm)まで欲しかった。撮影機材というのは、いつもタスキに長し帯に短しだ。そんな機材を抱えていつもの散歩道へ。
散歩も、まったく同じ道を歩く事が多い。
三年坂から二年坂を降りて途中で路地に入り、階段を上がり、それから八坂の塔を屋根越しに眺めたあと、ハイヤットの脇を下って維新の道を横切って高台寺に上がり・・・、とぃった具合に路地を曲がる道まで同じだ。それから四条通に出てマックで珈琲もいつもと変わらない。そして最後に定点観測のように、マックで人物を写して終わる。だから撮影ポイントも同じだったりする。ただ少し季節と時間の違いで見え方は違ってくるが。
人物をみると顔にピントが合っているようだが眼に合っているわけではない。このあたりの甘さが少し古い機材たる所以か。
これが旅ならば、知らない路地にはいってみようとする好奇心が優先するが、散歩の歩き慣れた道は、その先の様子がわかっているので好奇心の発生する余地がない。そこが旅歩きと散歩との違いか。
この頃の京都市は、明日からスポーツ教室が再開されるなど、感染者数も大幅に低減してきた頃だった。四条大橋まできたら、千本に明かりがついている。明日からの営業の準備だろうか。だから自粛最後の静寂が街に漂っていた。ようやく一部ではあるが街が動き出した頃だった。
(2021年6月1日記)
追記
α6000というボディのシンプルさが気に入っているし、このボディを評価するユーザは多いだろう。前モデルのバッテリーは、持ちが悪いから海外のフィールドへ持ち出すのには躊躇することがある。
バッテリーの持ち方で躊躇するというのは、充電のできない、つまり電気のないフィールドにゆくこともあるからだ。電気があってもポルトガルのようにエアラインの機内持ち込み手荷物制限を受けると、充電器を置いていかざるを得なかったということもあった。幸いEOS1Dsのバッテリーは1本4日持つので事なきを得たが。
さて時折ツァイスやライツのレンズをつけて気分転換としている。特にライツのレンズは、グレートーンのラチチュードの広いレンズだから、コントラストの高いα6000につけるのは無理筋だが、どんなレンズをつけて撮影してもSONYの画像にしてしまう。つまり何でもよく、そうなると操作感覚ぐらいしか楽しみはない。
まあ、それでも綺麗なグレートーンを表現すべく試みている。露出を+0.3位に補正すればグレー主体の画像になるが、そうすると黒がしまらず、やはりライツレンズの画像とは少し違うようだ。願わくばこの機種で総画素数を1200万画素位に下げてくれると、ラチチュード、つまりグレートーンがもっと表現できそうだというのは工学的考え方だが・・・、それではマーケットが受け入れないのだろう。低画素機ほど優れものだというのは、映像作家ならよく知っていることだ。だからα7S3の1200万画素機に巷の関心が及ぶ。
京都市
SONYα6000+Carlzeiss Vario-Tessar ZA E OSS T*16-70mm/F4.0
1)ISO100, 焦点距離68mm,露出補正-0.5,f/4,1/1250
2)ISO500,焦点距離52mm,露出補正-0.5,f/8,1/80
3)ISO6400,焦点距離70mm,露出補正0,f/8,1/100
4)ISO6400,焦点距離16mm,露出補正0,f/4,1/60
5)ISO6400,焦点距離24mm,露出補正-0.5,f/5.6,1/30
6)ISO1250,焦点距離45mm,露出補正0,f/4,1/80
SONYα6600+Carlzeiss Vario-Tessar ZA E OSS T*16-70mm/F4.0
7)ISO400,焦点距離60mm,露出補正-0.3,f/4,1/100
SONYα6000+Leitz Elmarit28mm/F2.8
8)ISO100,露出補正+0.3,f/8,1/100