昨年8月11日から小説:小樽の翠もイラストにした。なによりもコロナ禍の外出自粛だからフィールドへ出られない。撮影画像はすぐに底をついてしまう。しかしイラストなら籠もって描き続けられる。
芸術系出身なのでデッサンは勉強してきたから、物を立体的に捕まえるとか空間感を表現するといった基礎は勉強してきた。あとは絵具の使い方を思い出しつつだ。それに手元にクロッキー教室の裸婦デッサンが大量にあり、捨てるには忍びない。活用しようというので官能小説になった経緯がある。
これが実際に建設できる建築だったら一つのデザインをつくるのに少なくとも3週間ぐらいの時間が必要だ。それをブログにしても1週間分にしかならない。建築のデザインは、大きい物だから大変時間がかかる。
そんなわけで、手元のクロッキー帳をくくりつつ、官能小説の新しいストーリーを模索している。もうすでにクロッキーの裸婦モデルさんは数十人は描いているだろう。最近、どんなポーズでもとってくれる3DCGソフトPoserが加わっている。
芸術系の感覚では、裸婦を扱うことに抵抗がない。女の身体位じゃ、こちらは興奮しませんよ。それよりも人間という生物の生々しさを感じるかな。
最近面白い二ユースを見かけた。
「何故街中の彫刻は女性像が多いのか?」
戦前の日本では軍人の彫刻が街中にあふれていた。そうした軍人彫刻は、知性のかけらもなかったから撤去されてしかるべきだった。戦後平和の象徴として野外彫刻が増えてきたという筋道はわかるが、女性ばかりではないでしょう。ヨーロッパの街を歩けば裸体彫刻が男性であろうが女性であろうが建築の外壁面を賑やかに飾っている。
それより私が興味を持つのがローマ神話に登場するホルゲーゼのマルスだ。マルスは軍人であるから優れた体格をしていると同時に、大変知性的な顔立ちである。それが男子の理想型なのだろう。鍛えられた肉体と真理を見通す知性の二つを兼ね備えてこそ男子なのだ、と古代ローマ人は主張しているように思われる。パリ・ルーブル美術館にあるマルス像は、横からみると格好いい!!。
図1.サンクトペテルブルク本屋の外壁
図2.ホルゲーゼのマルス像(出典:パリ・ルーブル美術館)
SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar16-70mmf/4.0ZA E OSS
ISO1250,焦点距離23mm,露出補正-0.3,f/11,1/60
Nikon Coolpix130
ISo125,焦点距離13mm,露出補正0,f/4.5,1/40