美希姉ちゃん達との会話の続き
美希「私さあー、高校の時にアルバイトでマタニティフォトを撮っていたじゃん」
「ああっ、その話ですかぁー、直人君の撮影機材で・・・」
美希「そう、それがさあ、最近生まれましたぁーってお知らせがママ達から来るのよ!」
「そっかぁー、今頃かぁーーー」
美希「だからねぇー、赤ちゃんの成長を映像に記録しよう。毎年記録して二十歳になるまで・・・・」
「ほう、それは面白い!」
美希「でしょう。だってママ達の数だけでも結構いるから撮り続ければ十分映像になるよねぇー。だからビデオカメラを回して直人が編集してYouTubeにアップさせてゆくの」
「おっ、それなら生まれた直後の1年間は被写体が多いぞ!!。ハイハイしていたら歩き出して、おっぱいが流動食に変わって・・・・・、ボヤボヤしている場合じゃない。即座に撮りに行けぇーーーだよ」
美希「そっかぁー、おい直人!、今週から撮影にゆくよ!!、ビデオカメラを大学から借りてこい!!」
直人「本気でやるんですかぁー、ええっと20人ぐらいいたとして20年間!!、すごいデータ量だよ」
美希「今じゃなきゃ撮れない画像が沢山あるじゃん。発表するのは20年後で良いからさ・・・・」
「たしかに、それは20年という時間がなきゃ撮れない面白い企画だ」
・・・
美希「おじさん、なにニタニタしているのよー」
「快楽の果てにベイビーが生まれる、その連鎖が面白くてさ・・・」
美希「女は美人に化けて、男を誘惑し、大きなケツを振り乱して精子を蓄え、子供をつくる!・・叔父さんらしい発想ねぇー」
「いやいや!、そこまでは言ってないけど・・・(*^▽^*)」
美希「おんなじよぉー」
「フツーの人間の営みですかねぇー・・・・、大きな夢だね」
美希「うん、ところで波が大きくなってきたよ。台風接近!、今日は里帰りでお家へお泊まりだな・・・」
「うん、明日は快晴だよ。きっと!」
・・・
次第に白波が立っている。
風が吹き込むナンタルの坂道を美希姉ちゃん達と上がっていった。
小樽も台風接近だな。